リーバイス PR

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

あなたは大切にしているリーバイス501のジーンズを持っていますか?もしかしたら、そのジーンズは思っている以上の価値があるかもしれません。実は、リーバイス501のフロントボタン裏に刻印されている数字やアルファベットには、製造された工場や年代を示す重要な情報が隠されているんです。古着市場でも注目される「ボタン裏刻印」は、あなたのジーンズの価値を大きく左右する要素になりえます。

本記事では、リーバイス501のボタン裏刻印について徹底解説します。アルファベットや数字の意味、人気の高い工場番号、年代判別の方法など、知っておくべき情報を網羅的にお伝えします。古着愛好家からコレクターまで、リーバイスファンなら誰もが知りたい「ボタン裏刻印」の秘密に迫ります。これを読めば、あなたも一瞬でジーンズの価値を見抜けるようになるでしょう。

記事のポイント!

  1. リーバイス501のボタン裏刻印は製造工場と年代を示す重要な情報源
  2. 刻印は時代によって1桁、2桁、3桁、4桁と変化してきた歴史がある
  3. 555(バレンシア工場)や524(エルパソ工場)など特に人気の高い工場番号がある
  4. 米国製の最終モデル(2003年以前)は特に価値が高く、ボタン裏刻印で判別可能

リーバイス 501 ボタン裏の基本知識と見方

  1. リーバイス 501 ボタン裏の刻印は製造工場と年代を示している
  2. リーバイス 501 ボタン裏の刻印は時代によって1桁から4桁へと変化した
  3. リーバイス 501 ボタン裏の刻印524はエルパソ工場製を示す人気の番号
  4. リーバイス 501 ボタン裏の刻印555はバレンシア工場製を示す希少な番号
  5. リーバイス 501 ボタン裏の刻印6は60-70年代の希少なモデルを示す
  6. リーバイス 501 ボタン裏刻印からわかる製造年代の見分け方

リーバイス 501 ボタン裏の刻印は製造工場と年代を示している

リーバイス501のジーンズをよく見ると、一番上のフロントボタン(トップボタン)の裏側に数字やアルファベットが刻印されていることがわかります。この刻印は単なるデザインではなく、そのジーンズがどの工場で製造されたかを示す「工場番号」なのです。

独自調査の結果、この刻印はリーバイスの製造管理システムの一部であり、品質管理や生産履歴の追跡に使われていたことがわかっています。例えば、不良品が見つかった場合に、どの工場の製品かをすぐに特定できるようにするためのものでした。

リーバイスは世界中に多くの工場を持っていましたが、特にアメリカ国内の工場は2003年にほとんどが閉鎖されてしまいました。そのため、アメリカ製のリーバイス501は今では手に入らない貴重なものとなり、コレクターの間で高い価値を持つようになっています。

ボタン裏刻印は、そのジーンズがアメリカ製なのか、どの時代に製造されたものなのかを判断する重要な手がかりとなります。特に古着市場では、この刻印を確認することで、そのジーンズの希少性や価値を見極めることができるのです。

刻印の見方は単純なようで奥が深く、時代によって刻印のスタイルや意味が変化しています。次の見出しでは、時代ごとの刻印の変遷について詳しく見ていきましょう。

リーバイス 501 ボタン裏の刻印は時代によって1桁から4桁へと変化した

リーバイス501のボタン裏刻印は、時代とともに変化してきました。大まかな変遷を追うと、アルファベット→1桁の数字→2桁の数字→3桁の数字→4桁の数字(または現代の特殊刻印)という流れがあります。

1950年代から1970年代にかけては、「A」「D」「E」「F」「J」「K」「L」「O」「S」「W」などのアルファベットや、「2」「4」「5」「6」「8」などの1桁の数字が使われていました。これらの刻印があるジーンズは、現在では非常に希少で価値の高いビンテージモデルとされています。

続く1960年代から1980年代にかけては、「10」「12」「14」「16」「17」「20」などの2桁の数字が主流になりました。この時代のジーンズも、ビンテージ市場では人気があります。

1980年代から2000年初期にかけては、「501」「513」「515」「522」「524」「527」などの3桁の数字が使われるようになりました。一般的に、5から始まる番号はリーバイス社の直営工場、6から始まる番号は外部委託工場を示すと言われています。

2000年以降は、4桁の数字やアルファベットと数字の組み合わせが多く見られるようになりました。また、復刻版モデル(LVCなど)では、Jから始まる刻印が見られることがあります。

このように、ボタン裏刻印の桁数や形式を見るだけでも、おおよその製造年代を推定することができるのです。次は、特に人気の高い工場番号について詳しく見ていきましょう。

リーバイス 501 ボタン裏の刻印524はエルパソ工場製を示す人気の番号

リーバイス501のボタン裏刻印の中でも、「524」はコレクターの間で特に人気の高い番号の一つです。この番号はテキサス州エルパソ(El Paso)にあったサイプレス工場(Cypress Plant)で製造されたジーンズであることを示しています。

524工場は、リーバイス社の主要工場として1947年から1999年までの長期間にわたって操業していました。特に注目すべき点は、この工場が1桁時代の「6」刻印や、アルファベット時代の「E」刻印のモデルも製造していたことです。そのため、「旧6工場」とも呼ばれることがあります。

エルパソ工場で製造されたジーンズは、その品質の高さから多くのファンに支持されています。特に1980年代から90年代にかけて製造された524刻印のモデルは、米国製リーバイスの良質な時代を代表するものとして評価が高いです。

ボタン裏に524の刻印があるリーバイス501を見つけた場合、それは比較的新しいモデルでも、アメリカ製の最終期に作られた価値のあるジーンズである可能性が高いです。特に状態の良いものや、特定の年代のモデルは、古着市場でプレミアがつくことも少なくありません。

エルパソにはリーバイスの工場が複数ありましたが、524工場はその中でも長い歴史と高い評価を持つ工場だったのです。次は、バレンシア工場を示す555刻印について見ていきましょう。

リーバイス 501 ボタン裏の刻印524はエルパソ工場製を示す人気の番号

リーバイス 501 ボタン裏の刻印555はバレンシア工場製を示す希少な番号

リーバイス501のボタン裏刻印「555」は、カリフォルニア州サンフランシスコのバレンシアストリート(Valencia Street)にあった工場で製造されたことを示します。この工場は1906年から2002年まで操業していた歴史ある工場で、リーバイスの本拠地に最も近い工場の一つでした。

555工場の特筆すべき点は、1996年から工場閉鎖の2003年までの期間、既になくなっていた「赤耳モデル」や「XX(ダブルエックス)」などの、完成度の高い復刻モデルを製造していたことです。このため、コレクターの間で非常に人気が高く、工場閉鎖後はさらに希少価値が上がりました。

バレンシア工場で製造されたジーンズは、その卓越した品質と復刻モデルの正確さから「バレンシアモデル」として特別な地位を確立しています。現在でもバレンシア工場製のリーバイス501は高額で取引されることがあります。

また、興味深いことにバレンシア工場は現在、LVC(リーバイスヴィンテージクロージング)の復刻ラインを製造するために再開されています。このことからも、リーバイス社がこの工場の歴史と技術を重視していることがうかがえます。

555刻印のリーバイス501は、アメリカ製リーバイスの中でも特に価値が高いモデルの一つです。もしこの刻印のジーンズを持っているなら、それはコレクション的にも価値のある一本と言えるでしょう。

リーバイス 501 ボタン裏の刻印6は60-70年代の希少なモデルを示す

リーバイス501のボタン裏刻印に「6」と記されたものは、1960年代から70年代に製造された非常に希少なモデルを示しています。この1桁の「6」刻印は、現在では高い価値を持つビンテージジーンズの証です。

前述の通り、「6」刻印はテキサス州エルパソの工場(後の524工場)で製造されたことを示しています。特に66モデルと呼ばれるリーバイス501の製造に関わっていたことで知られています。この工場は1947年から操業を開始し、リーバイスの歴史の中でも長期にわたって重要な役割を果たしました。

60年代から70年代のリーバイス501は、デニムマニアの間で「ビッグE」と呼ばれる赤タブを持つモデルが多く、特に人気があります。ビッグEとは、赤タブに書かれた「LEVI’S」の「E」の字が大きいことから付けられた愛称です。1971年以降は小さな「e」に変わったため、ビッグEのモデルは70年代初頭以前の製造であることを示す重要な特徴となっています。

「6」刻印のジーンズは、素材や縫製の品質も現代のものとは異なり、特有の風合いがあります。当時は今よりも堅牢なデニム生地が使われ、経年変化による色落ちも美しいことで評価されています。

もし「6」の刻印があるリーバイス501を見つけたなら、それは少なくとも45年以上前の製品であり、状態によっては非常に価値の高いビンテージジーンズである可能性が高いです。コレクターにとって見逃せない一本と言えるでしょう。

リーバイス 501 ボタン裏刻印からわかる製造年代の見分け方

リーバイス501のボタン裏刻印は、製造年代を判別する上で非常に有用なヒントとなります。ここでは、刻印から年代を見分ける基本的な方法を解説します。

まず、最も簡単な判別方法は刻印の形式です。アルファベットや1桁の数字(A、D、E、F、J、K、L、O、S、W、2、4、5、6、8など)が刻印されているものは、おおよそ1950年代から1970年代の製品と考えられます。特に「16」という例外的な2桁の刻印も、この時代に含まれることがあります。

2桁の数字(10、12、14、16、17、20など)が刻印されているものは、1960年代から1980年代の製品が多いです。

3桁の数字(501、513、515、522、524、527など)が刻印されているものは、1980年代から2000年初期の製品である可能性が高いです。ただし、この時期は内タグも重要な判別材料となるため、ボタン裏刻印だけでなく内タグの情報も確認するのが望ましいです。

4桁の数字やアルファベットと数字の組み合わせが刻印されているものは、2000年以降の製品と考えられます。この時期になると、多くの生産がアメリカ国外に移転しています。

また、ボタン裏刻印だけでなく、ボタン周囲のステッチパターンも年代判別の手がかりになります。例えば、ボタン横に「Vステッチ」と呼ばれる特徴的な縫い方が見られるものは、1960年代までのモデルである可能性が高いです。

これらの特徴を組み合わせることで、より正確に製造年代を推定することができます。次の見出しでは、さらに詳細な工場別の特徴について解説していきます。

リーバイス 501 ボタン裏の詳細情報と価値判断

  1. リーバイス 501 ボタン裏の刻印553はサンベニート工場で2002年まで生産
  2. リーバイス 501 ボタン裏の刻印522はエルパソ・ロマランド工場の証
  3. リーバイス 501 ボタン裏の刻印501はアルバカーキ工場を示す最終米国モデル
  4. リーバイス ボタン裏 刻印 一覧で各工場の特徴と価値を比較
  5. リーバイス 工場番号の中でレア度が高いのはアルファベットと1桁数字
  6. リーバイス ボタン裏の刻印無しの場合は戦時中モデルの可能性あり
  7. まとめ:リーバイス 501 ボタン裏刻印からわかる歴史と価値

リーバイス 501 ボタン裏の刻印553はサンベニート工場で2002年まで生産

リーバイス501のボタン裏刻印「553」は、テキサス州のサンベニート(San Benito)工場で製造されたことを示す番号です。この工場は2002年まで操業していた、アメリカ国内の最後期まで残った貴重な生産拠点の一つでした。

サンベニート工場は、リーバイスの米国内製造の歴史において重要な位置を占めています。特に1990年代から2000年代初頭にかけて生産された553刻印のリーバイス501は、アメリカ製リーバイスの最終期を代表するモデルとして知られています。

この工場で製造されたジーンズは、品質の高さと洗練された縫製技術で評価されています。特に、最終期の米国製リーバイスを求めるコレクターにとって、553刻印のモデルは重要なアイテムとなっています。

553工場製のリーバイス501は、生地の風合いや縫製の特徴に独自の魅力があります。他の工場と比較すると、やや柔らかめの生地感や均一な縫製が特徴と言われることがありますが、これは個体差もあるため一概には言えません。

サンベニート工場の閉鎖後、リーバイス社の生産拠点は主に海外へと移転しました。そのため、553刻印のリーバイス501は、「最後の米国製」という歴史的価値も持っています。もしあなたが553刻印のリーバイス501を持っているなら、それはアメリカ製リーバイスの最終章を物語る一本と言えるでしょう。

リーバイス 501 ボタン裏の刻印522はエルパソ・ロマランド工場の証

リーバイス501のボタン裏刻印「522」は、テキサス州エルパソのロマランド工場(Lomaland Plant)で製造されたことを示しています。この工場は1998年まで操業していた、リーバイスの主要生産拠点の一つでした。

エルパソはリーバイスの生産において重要な地域で、複数の工場が存在していました。その中でもロマランド工場は、80年代から90年代にかけての米国製リーバイス501の生産において重要な役割を果たしました。

522工場で製造されたリーバイス501は、その時代の典型的な特徴を持つモデルが多いとされています。特に80年代後半から90年代前半のモデルは、デニムの風合いや色落ちの特性において評価が高く、多くのデニム愛好家に支持されています。

この工場で製造されたジーンズは、同じエルパソ地域の他の工場(例えば524工場)と比較されることもあります。マニアの間では、同じ年代でも工場ごとにわずかな違いがあるとされ、その微妙な差異を楽しむ文化も存在します。

522刻印のリーバイス501は、アメリカ製リーバイスの黄金期を代表するモデルの一つと言えるでしょう。特に90年代前半のモデルは、現代のリーバイスとは異なる風合いと経年変化の美しさを持っており、ヴィンテージデニムとしての価値も高いです。もし522刻印のリーバイス501を見つけたなら、それは良質な米国製ジーンズである可能性が高いと言えます。

リーバイス 501 ボタン裏の刻印501はアルバカーキ工場を示す最終米国モデル

リーバイス501のボタン裏刻印「501」は、ニューメキシコ州アルバカーキ(Albuquerque)工場で製造されたことを示しています。この刻印は、ジーンズの型番と同じ「501」という数字が使われているため、一見わかりにくいかもしれませんが、れっきとした工場番号です。

アルバカーキ工場は1967年に操業を開始し、1998年6月まで稼働していました。特筆すべきは、この工場が米国内の主要生産拠点の一つとして、リーバイス501の製造を担っていたことです。

501工場で製造されたリーバイス501は、1980年代から90年代にかけての米国製モデルとして、コレクターの間で高い評価を受けています。特に、この工場の最終期(90年代後半)に製造されたモデルは、「最後の米国製」という歴史的価値も加わり、注目を集めています。

アルバカーキ工場の製品は、安定した品質と縫製の正確さで知られています。デニム生地の風合いも独特で、特に経年変化による色落ちの美しさは多くのデニムファンに支持されています。

同じアルバカーキには「502」という工場番号も存在していましたが、こちらは1984年に閉鎖されています。「501」刻印のモデルがより長く製造されていたことから、現在の市場では「501」刻印の方が多く見られます。

もしあなたが「501」という刻印のあるリーバイス501を持っているなら、それは米国製リーバイスの最終期を代表するモデルの一つである可能性が高いです。特に状態の良いものは、コレクション価値も高いと言えるでしょう。

リーバイス 501 ボタン裏の刻印501はアルバカーキ工場を示す最終米国モデル

リーバイス ボタン裏 刻印 一覧で各工場の特徴と価値を比較

リーバイスのボタン裏刻印は非常に多岐にわたりますが、ここでは特に重要な工場番号とその特徴、価値について比較してみましょう。以下の表は、主要な工場番号とその特徴をまとめたものです。

刻印工場所在地操業期間特徴と価値
A, D, E, F, J, K, L, O, S, W米国各地1950-70年代最も古いモデル。特にアルファベット刻印は希少で高価値
2, 4, 5, 6, 8米国各地1950-70年代ビンテージモデル。「6」はエルパソ工場で特に人気
16米国1950-70年代中期特殊な例外。長期間稼働。独特のディテールで人気
10, 12, 14, 17, 20米国各地1960-80年代比較的希少なビンテージモデル
501アルバカーキ, NM1967-1998米国最終期モデルの一つ。型番と同じで判別しやすい
522エルパソ(ロマランド), TX〜199880-90年代の米国製モデル。安定した品質
524エルパソ(サイプレス), TX1947-1999旧6工場。長期間稼働した人気の工場
553サンベニート, TX〜2002米国最終期モデルの一つ。高品質で人気
555サンフランシスコ(バレンシア), CA1906-2002復刻モデル製造。最も価値が高い工場の一つ
273ポーランド数少ない欧州製のモデル
4桁やアルファベット+数字主に海外2000年以降現行モデル。ビンテージ価値は低め

この表からわかるように、ボタン裏刻印は単に工場を示すだけでなく、その時代背景やリーバイスの製造史を物語る重要な情報源となっています。

特に価値が高いのは、アルファベットや1桁の数字の刻印がある1950-70年代のモデル、そして555(バレンシア工場)や524(エルパソ工場)などの特定の3桁刻印のモデルです。

また、単に刻印だけでなく、その他の特徴(赤タブのデザイン、パッチの素材や印字、ステッチのパターンなど)も組み合わせることで、より正確な年代判別と価値評価が可能になります。リーバイス愛好家やコレクターにとって、これらの情報は宝の地図のような役割を果たすのです。

リーバイス 工場番号の中でレア度が高いのはアルファベットと1桁数字

リーバイスの工場番号の中で、特に希少性が高く、コレクターの間で価値が高いとされているのは、アルファベットと1桁の数字の刻印です。これらは主に1950年代から1970年代にかけて使用されていました。

アルファベット刻印の中では、「A」「D」「E」「F」「J」「K」「L」「O」「S」「W」などが知られています。これらの刻印があるリーバイスは、最も古い時代のものであり、保存状態の良いものは極めて希少です。特に「A」や「W」などの刻印は、めったに市場に出回らないため、非常に高い価値を持ちます。

1桁数字の刻印では、「2」「4」「5」「6」「8」などが主に使われていました。中でも「6」(エルパソ工場)や「5」(シデーリア工場)の刻印は、60年代から70年代のモデルに多く見られ、特に人気があります。これらの工場で製造されたジーンズは、その時代を代表する高品質なモデルとして評価されています。

特殊な例として、2桁の「16」刻印も非常に希少で価値が高いものとされています。これは50年代初期から70年代中期頃まで長期間稼働していた工場の番号で、通常のラインには見られない特殊なモデルが多いことで知られています。

これらの希少な刻印のあるリーバイス501は、単にその古さだけでなく、当時のデニム生地の質や縫製技術、そして経年変化による独特の風合いも評価ポイントとなっています。コレクション価値はもちろん、着用することでしか得られない特別な風合いを楽しむファンも多いです。

もし古いリーバイスを見つけたら、ボタン裏をチェックしてみてください。思わぬ掘り出し物があるかもしれません。

リーバイス ボタン裏の刻印無しの場合は戦時中モデルの可能性あり

リーバイス501のフロントボタンに刻印が見当たらない場合、それは非常に古いモデル、特に戦時中または戦時直後のモデルである可能性があります。戦時中のリーバイスは、材料や製造工程に様々な制約があったため、通常とは異なる特徴を持っていることがあります。

第二次世界大戦中(1941-1945年)、リーバイスは民間向けの生産が制限され、主に軍需用の製品を製造していました。この時期のジーンズは「war model(戦時モデル)」と呼ばれ、現在では極めて希少なコレクターズアイテムとなっています。

戦時モデルの特徴として、ボタンに社名が刻印されていないことがあります。これは「月桂樹ボタン」と呼ばれることもあり、ボタンの表面にはLEVI STRAUSS & CO.の文字ではなく、月桂樹のような装飾パターンが刻まれているだけのデザインです。

また、当時は金属資源が軍需優先で配給されていたため、ボタンやリベットに使用される金属の質や量が制限されていました。そのため、刻印がないか、あっても非常に薄く見えにくいものがあります。

興味深い点として、戦後にリーバイスは交換サービスを行っており、壊れたボタンやリベットを新しいものに交換してもらえたそうです。そのため、元々は戦時モデルでも、後に交換されて社名入りのボタンになっているケースも考えられます。

刻印のないボタンを持つリーバイスを発見した場合、それは歴史的価値の高いモデルである可能性があります。ただし、単に摩耗して刻印が消えてしまっただけの可能性もあるため、他の特徴(パッチデザイン、赤タブ、隠しリベットの有無など)も合わせて確認することが重要です。状態の良い戦時モデルは、非常に高価値なコレクターズアイテムとなっています。

まとめ:リーバイス 501 ボタン裏刻印からわかる歴史と価値

最後に記事のポイントをまとめます。

  1. リーバイス501のボタン裏刻印は製造工場を示す重要な識別マークである
  2. 刻印は時代によって変化し、アルファベット→1桁→2桁→3桁→4桁と推移した
  3. 1950-70年代のアルファベットや1桁数字の刻印は最も希少価値が高い
  4. 「16」刻印は50-70年代の特殊な工場で、独自のディテールを持つモデルが多い
  5. 「555」刻印はサンフランシスコのバレンシア工場製で、特に高品質な復刻モデルを製造していた
  6. 「524」刻印はエルパソのサイプレス工場製で、旧「6」工場とも呼ばれる人気の工場
  7. 「553」刻印はサンベニート工場製で、2002年まで稼働した米国最終期モデルの一つ
  8. 「522」刻印はエルパソのロマランド工場製で、80-90年代の米国製モデルとして人気
  9. 「501」刻印はアルバカーキ工場製で、型番と同じため判別しやすい米国製モデル
  10. ボタン裏に刻印が無い場合は、戦時中モデルや戦後直後のモデルの可能性がある
  11. 米国の工場は2003年にほぼ閉鎖されたため、それ以前の米国製モデルは特に価値がある
  12. ボタン裏刻印だけでなく、パッチやタブ、ステッチなど他の特徴も組み合わせて年代判別すると正確

調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト

  1. https://note.com/furuta_japan/n/n768bc58fa57e
  2. https://shibaken.work/post-2286/2021/2286/
  3. https://note.com/vintajin/n/n943224780ae4
  4. https://steinerspub.com/876557876.phtml
  5. https://www.kaesestrasse.at/search?category=&search_word=&restrict[]=person_id(int)=QGEPU
  6. https://kinderinstitute.com/item/370526272.html
  7. https://lonadd.com/safe_search/config?return_url=%2Fproduct%2Fdetail%2FAGCZ64577847
  8. https://igrushki-service.com/products/118648360.html
  9. https://www.nepcal.com/111570323.shtml
  10. https://go-cleaning.com/27224220.phtml