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リーバイスのボタン裏に刻印2を発見したら即チェック⁉️ 古着マニア垂涎の希少個体の特徴と価値

リーバイスのボタン裏に刻印2を発見したら即チェック⁉️ 古着マニア垂涎の希少個体の特徴と価値
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ヴィンテージデニムを愛する人なら、一度は耳にしたことがあるだろう「ボタン裏刻印」。特にリーバイスのジーンズでは、この小さな刻印が年代判別や価値を決める重要な指標となっています。中でも「刻印2」は、リーバイスマニアの間でも特に注目される希少な刻印のひとつ。古着屋で見つけたら即ゲットしたい逸品かもしれません。

今回は、「リーバイスのボタン裏刻印2」について徹底解説します。66前期モデルに多く見られるこの刻印の特徴や、刻印だけでなく他のディテールと組み合わせた年代判別方法、さらには市場価値まで、ビンテージリーバイスのコレクターや古着愛好家にとって役立つ情報をお届けします。手持ちのリーバイスに刻印2を発見した方も、これから探してみたい方も必見です!

記事のポイント!

  1. リーバイスのボタン裏刻印2は70年代の66前期モデルに多く見られるレアな特徴
  2. 刻印2のリーバイスは501や517などのモデルに存在し、コレクター的価値が高い
  3. 年代判別には刻印だけでなく、内タグやパッチなど他の特徴と合わせて確認する必要がある
  4. 80年代のリーバイスでもイレギュラーケースとして刻印2が存在することがある

リーバイスのボタン裏に刻印2の特徴と価値

  1. リーバイスのボタン裏刻印2は70年代の66前期モデルに多い
  2. ボタン裏刻印2の製品はコレクター間でレア度が高い
  3. ボタン裏刻印2の66前期モデルには独特の特徴がある
  4. 刻印2のリーバイスは主に501や517などのモデルで見られる
  5. ボタン裏刻印一覧から見る刻印2の位置づけ
  6. 工場番号としての刻印2の意味と歴史

リーバイスのボタン裏刻印2は70年代の66前期モデルに多い

リーバイスのボタン裏刻印「2」は、主に1970年代の「66前期モデル」に見られる特徴です。66モデルとは、1966年頃から1977年頃まで製造されたリーバイスのモデルを指し、その中でも1973年頃から1977年頃までのものを「66前期モデル」と呼びます。

独自調査によると、この時代の66前期モデルのボタン裏には通常「6」または「16」の刻印が見られることが多く、「2」の刻印は比較的珍しいとされています。例えば、hands-onという専門ブログでは「トップボタン裏 2 の66前期はレアだと思います」という記述があり、希少性が高いことが示唆されています。

特に1975年9月製造の66前期モデルで、2番工場製のものが紹介されている事例もあります。このような製品は、アウトシームに紺色のステッチが使われているなど、独特の特徴を持つこともあるようです。

通常、リーバイスのボタン裏刻印は工場番号を表していると考えられていますが、完全に解明されているわけではなく、一つの識別指標として扱われています。70年代の一桁刻印は古い時代の特徴であり、その中でも「2」は特に注目される刻印なのです。

このように、ボタン裏刻印「2」のリーバイスは、特定の時代を象徴する貴重な製品と言えるでしょう。古着市場でこのような特徴を持つ製品を見つけた場合、ヴィンテージファンにとって価値ある発見となる可能性が高いです。

ボタン裏刻印2の製品はコレクター間でレア度が高い

ボタン裏刻印「2」のリーバイス製品は、ヴィンテージデニムコレクター間で高い評価を受けています。その理由は単純に希少性にあります。リーバイスの歴史の中で、刻印「2」の製品は比較的少ない生産数だったと考えられているからです。

市場では、刻印「2」の501などの主要モデルが高値で取引されることがあります。例えば、オークションサイトの情報によると、「LEVI’S 60s 70s 501 BIG E 後期 W34 ボタン裏2 平行ステッチ 不均等V 足長R 赤耳 ビッグE リーバイス」という商品が144,000円で出品されていることがわかります。これは普通のヴィンテージリーバイスと比較しても高額な部類に入ります。

また、「Levi’s501 リーバイス BigE 70年代 ボタン裏刻印2 Men’s26インチ VINTAGE」という商品も90,000円で出品されており、サイズの小さいモデルでも高額査定されることがわかります。

リーバイスマニアの間では、特にビッグE(タブのEが大きい)と刻印「2」が組み合わさった製品は非常に価値が高いとされています。こうした特徴を持つモデルは、単なる古着というよりもコレクターズアイテムとして扱われる傾向にあります。

ただし、価値はコンディションにも大きく左右されます。使用感が少なく、元の特徴をよく保っているもの、特にデニムの色落ちが美しいものは、より高い評価を受けることが多いです。古着としての魅力と歴史的価値が両立している製品が、最も価値が高いと言えるでしょう。

ボタン裏刻印2の66前期モデルには独特の特徴がある

ボタン裏刻印「2」の66前期モデルには、他の刻印を持つ同時代のモデルとは異なる独特の特徴が見られることがあります。これらの特徴を知っておくことで、本物の刻印「2」モデルを見分けるのに役立ちます。

まず注目すべきは、一部の刻印「2」モデルに見られるアウトシームの特徴です。前述のhands-onブログでは、1975年9月製の2番工場製モデルについて「アウトシームのステッチが紺色」と記載されています。通常のリーバイスではオレンジ系のステッチが使われることが多いため、この紺色ステッチは非常に特徴的です。

また、刻印「2」の多くは66前期モデルに見られますが、これらのモデルには共通して以下のような特徴があります:

  • パッチに「CARE INSTRUCTIONS INSIDE GARMENT」の表記がある
  • 内タグが付いている(66前期から内タグが付き始めた)
  • バックポケット裏がシングルステッチ
  • リベット裏がアルミ製
  • 帯が上下チェーンステッチ

さらに、刻印「2」の66前期モデルの多くは、赤タブがスモールe(Levi’sのeが小さい)で、Vの幅が左右不均等という特徴を持っています。これは1974年頃からの特徴とされています。

ただし、すべての刻印「2」モデルがこれらの特徴を併せ持つわけではありません。製造時期や工場によって若干の違いがあるため、複数の特徴を総合的に見て判断する必要があります。また、復刻版も存在するため、本物のヴィンテージ品かどうかの見極めには、縫製に使われている糸(スパン糸か綿糸か)なども確認するとよいでしょう。

これらの独特の特徴は、刻印「2」モデルの価値をさらに高める要素となっています。マニアの間では、こうした細かなディテールの違いも重要な収集ポイントとなっているのです。

ボタン裏刻印2の66前期モデルには独特の特徴がある

刻印2のリーバイスは主に501や517などのモデルで見られる

ボタン裏刻印「2」は、リーバイスの主要モデルである501をはじめ、517などのモデルでも確認されています。これらのモデルごとに特徴や価値に若干の違いがあります。

501モデルは、リーバイスの代表的なストレートフィットのジーンズであり、ボタンフライ(前開きがボタン式)が特徴です。刻印「2」の501は、70年代の66前期モデルを中心に見られます。オークション情報からは、「LEVI’S 60s 70s 501 BIG E 後期」や「Levi’s501 リーバイス BigE 70年代」という記載があり、60年代後半から70年代にかけての製品に刻印「2」が見られることがわかります。

一方、517モデルはブーツカットのジーンズで、通称「サドルマン」とも呼ばれています。オークション情報には「LEVI’S リーバイス 517-0217 70s 66前期 ボタン裏2 USA製」や「70s USA製 Levi’s リーバイス 517 ボタン裏2刻印 66後期」などの記載があり、517モデルにも刻印「2」が存在することが確認できます。

特に注目すべきは、「Levi’s/リーバイス/70s/デッドストック/USA製/517-0217/希少 ボタン裏刻印 2/SADDLEMAN BOOT JEANS」という未使用品の出品情報です。デッドストック(新品未使用の古い在庫品)の刻印「2」モデルは非常に希少で、高い価値を持つ可能性があります。

また、ボタン裏刻印「2」のモデルはジッパーフライのものもあります。Yahoo!知恵袋の情報では「TALONジップ/ボタン裏2」という記述があり、ジッパー付きのモデルにも刻印「2」が存在することがわかります。

モデルによって人気や希少性に違いはありますが、いずれにせよ刻印「2」の製品はヴィンテージリーバイスとして高い価値を持っています。コレクターや古着愛好家は、これらのモデルの特徴を理解し、自分の好みや収集テーマに合ったものを探すとよいでしょう。

ボタン裏刻印一覧から見る刻印2の位置づけ

リーバイスのボタン裏刻印には様々な種類があり、それぞれが特定の年代や工場を示していると考えられています。刻印「2」は、これらの刻印の中でどのような位置づけにあるのでしょうか。

提供された情報をもとに、年代別のボタン裏刻印の一部をまとめると、以下のようになります:

50〜70年代の一桁刻印

  • A, D, E, F, J, K, L, O, S, W
  • 2, 4, 5, 6, 8

60〜80年代の二桁刻印

  • 10, 12, 14, 16, 17, 20

80〜2000年初期の三桁刻印

  • 273(ポーランド)
  • 501, 513, 515, 522, 524, 527, 529, 532, 544, 552, 553, 558, 575
  • 624, 650, 653など

この中で、刻印「2」は50〜70年代の一桁刻印に分類され、特にアルファベットと一緒に「特にアルファベットすべてと2の刻印は希少です」と記載されています。つまり、刻印「2」は一桁刻印の中でも特に希少性が高いものとして認識されているのです。

また、工場番号としての刻印「2」は、「2番工場」を示すと考えられています。例えば、「リーバイス501 66前期 1975年9月製 レアな2番工場 アウトシーム紺色ステッチ」という記述があり、「これまで沢山の66前期モデルを紹介してきましたが 2番工場は 初めてだと思います」と特記されています。

一方で、Yahoo!知恵袋の情報によると、「80年代は三桁だが、残りを使う場合あり。70年代の使う残しですね」という記述もあり、80年代のリーバイスでも刻印「2」が見られることがあるようです。これは「イレギュラー」なケースとされています。

このように、刻印「2」は主に70年代のリーバイスに見られる希少な刻印であり、特に66前期モデルでは貴重な存在と位置づけられています。リーバイスコレクターや古着愛好家にとって、刻印「2」の製品は特別な価値を持つアイテムと言えるでしょう。

工場番号としての刻印2の意味と歴史

ボタン裏刻印「2」は、リーバイスの製造工場を表す「工場番号」としての意味を持つと考えられています。この「2番工場」とはどのような場所で、どのような歴史があるのでしょうか。

リーバイスの工場番号について、完全な公式情報は公開されていないようですが、マニアや研究者の間での考察や情報から、いくつかの推測ができます。「リーバイスが刻印について明らかにしていないのでさらに興味がわきます」という記述もあり、この謎めいた部分が刻印収集の魅力のひとつとなっています。

「2番工場」に関する直接的な情報は限られていますが、hands-onブログでは「66前期モデル」の製造工場について「この年代の501は殆ど6番工場です(9割位が6番工場では?)」と記述されています。つまり、同時期の製品の大多数が6番工場で製造されていたのに対し、2番工場製は比較的少数だったと推測できます。

また、工場によって製品の特徴に違いが見られることもあります。前述したように、2番工場製の特徴として「アウトシームのステッチが紺色」という独自の特徴が挙げられています。これは「通常はオレンジ系のステッチ」とは異なる点で、工場ごとの製造特性の違いを示しているかもしれません。

刻印「2」の工場が具体的にどこに位置していたのかという情報は見当たりませんが、アメリカ国内の工場であった可能性が高いでしょう。なぜなら、70年代の66前期モデルはアメリカ製が主流だったからです。リーバイスの米国工場は2003年に一斉閉鎖されるまで、長い歴史を持っていました。

こうした工場番号の歴史や意味を理解することは、ヴィンテージリーバイスの収集において重要な知識となります。刻印「2」の製品は、リーバイスの製造歴史の中でも特別な位置を占める存在であり、その希少性から高い価値を持つのです。

リーバイスのボタン裏刻印2で年代を判別する方法

  1. 刻印2だけでなく他の特徴と合わせて年代判別が必要
  2. 66前期の特徴は内タグやパッチにも表れている
  3. リーバイスのボタン裏刻印は年代によって1桁から4桁まで変化
  4. 80年代の刻印2はイレギュラーケースとして存在する
  5. リーバイスの年代判別に役立つその他のディテール
  6. ヴィンテージリーバイスを購入する際のチェックポイント
  7. まとめ:リーバイスのボタン裏刻印2は希少価値のある年代判別の指標

刻印2だけでなく他の特徴と合わせて年代判別が必要

リーバイスのボタン裏刻印「2」は、製品の年代を判別する重要な手がかりですが、これだけで完全に年代を特定することは難しいです。正確な年代判別のためには、他の特徴と合わせて総合的に判断する必要があります。

まず、ボタン裏刻印「2」があるリーバイスは、主に70年代の66前期モデル(1973年~1977年頃)である可能性が高いです。しかし、Yahoo!知恵袋の情報によると、「80年代のものでもイレギュラーとして刻印2が存在する場合がある」とされています。つまり、刻印「2」だけでは70年代か80年代かを確定できないのです。

年代を絞り込むために、以下のような他の特徴も合わせて確認するとよいでしょう:

  1. 赤タブ(レッドタブ)の特徴
    • ビッグE(LEVIʼSのEが大きい)か、スモールe(Leviʼsのeが小さい)か
    • タブのVの形状が均等か不均等か
    • 1974年以降はスモールeになったとされる
  2. 内タグの有無と内容
    • 66前期モデルから内タグが付き始めた
    • 内タグに記載されている製造年月や工場番号
    • 収縮率の表示(例:8%)
  3. パッチ(革のラベル)の特徴
    • 「CARE INSTRUCTIONS INSIDE GARMENT」の表記があるか
    • 型番の表示方法
  4. 縫製の特徴
    • バックポケットがシングルステッチかダブルステッチか
    • 1977年頃までがシングルステッチとされる
  5. リベットの特徴
    • 裏側の素材(アルミか銅メッキの鉄か)
    • 1963年頃から裏側がアルミになったとされる

これらの特徴を総合的に判断することで、より正確な年代特定が可能になります。例えば、ボタン裏刻印「2」でスモールeの赤タブ、内タグあり、バックポケットシングルステッチという組み合わせであれば、1974年から1977年頃の製品である可能性が高いでしょう。

リーバイスの年代判別は、マニアの間でも常に議論や新しい発見がある分野です。刻印「2」モデルの正確な年代特定のためには、こうした複数の要素を丁寧に確認することが重要です。

66前期の特徴は内タグやパッチにも表れている

リーバイスの66前期モデル(1973年~1977年頃)には、ボタン裏刻印以外にも特徴的な要素があります。特に内タグやパッチ(革のラベル)には、この時代を示す重要な情報が表れています。

内タグの特徴 66前期モデルから本格的に内タグが付き始めました。この時代の内タグには以下のような特徴があります:

  • 数字の羅列が3行に分かれて記載されている
  • 最下行に製造月、製造年の下2桁、工場番号が記載されている
  • 収縮率が表示されている(多くの場合8%)
  • 70年代では製造年が1桁のみで表記されることがある(例:「9 5 2」→1975年9月、2番工場製)

hands-onブログの情報によると、内タグの製造年月の読み方は「下の数字 9 5 2 →月 年 工場」となり、「1975年9月 2番工場 製造」という意味になります。この情報は、ボタン裏刻印「2」と一致していることが多く、年代判別の重要な裏付けとなります。

パッチの特徴 66前期モデルのパッチには、以下のような特徴があります:

  • 型番の上や下に「CARE INSTRUCTIONS INSIDE GARMENT」と印字されている
  • この表記によって内側に注意書きがあることを示している
  • CARE表記は70年代初期~80年代中期は黒字、80年代中期以降は赤字になる
  • 66モデルでは型番の後ろにXXの表記がない(例:501XXではなく501)

パッチの情報は、モデルの特定や年代判別に非常に重要です。ただし、古着の場合はパッチが欠損していることも多いため、その場合は内タグやボタン裏刻印などの他の特徴から判断する必要があります。

これらの内タグやパッチの特徴を、ボタン裏刻印「2」と合わせて確認することで、より確実に66前期モデルであることを判断できます。特に内タグの製造年月が1970年代中期(特に1975年前後)であれば、ボタン裏刻印「2」の66前期モデルである可能性が高いと言えるでしょう。

リーバイスのボタン裏刻印は年代によって1桁から4桁まで変化

リーバイスのボタン裏刻印は、製造された年代によって大きく変化しています。1桁の刻印から始まり、時代が下るにつれて2桁、3桁、そして4桁へと桁数が増えていく傾向があります。この変遷を理解することで、ボタン裏刻印「2」の位置づけがより明確になります。

年代別ボタン裏刻印の変遷

年代刻印の桁数と特徴代表的な刻印例
50〜70年代1桁(アルファベットまたは数字)A, D, E, F, J, K, L, O, S, W, 2, 4, 5, 6, 8
60〜80年代2桁(主に数字)10, 12, 14, 16, 17, 20
80〜2000年初期3桁(主に数字)273, 501, 513, 515, 524, 552, 555, 650など
復刻版アルファベット+数字J22など(特に日本企画モデルはJから始まる)
現行品4桁文字が詰まった刻印

この変遷の中で、刻印「2」は50〜70年代の一桁刻印に分類されます。前述のとおり、「特にアルファベットすべてと2の刻印は希少です」と記載されており、同じ一桁刻印の中でも特に希少性が高いものと考えられています。

また、工場による特徴にも注目すべきです。例えば、524工場はエルパソ工場で、かつては「6」の刻印で知られていた工場(「旧6工場」と呼ばれる)です。また、555工場はバレンシア工場(1996〜2003年)で、アメリカ最後の工場として知られ、人気があります。

興味深いのは、同じ年代でも様々な刻印が混在していることです。刻印は必ずしも厳密な年代順に変化したわけではなく、工場や製造ラインによる違いもあったと考えられます。そのため、ボタン裏刻印だけで年代を判断するのは難しく、他の特徴と合わせて総合的に判断する必要があるのです。

このような歴史的変遷を考えると、ボタン裏刻印「2」のリーバイスは、アメリカ製ジーンズの黄金期とも言える時代の製品である可能性が高く、ヴィンテージデニムとしての価値が高いと言えるでしょう。

リーバイスのボタン裏刻印は年代によって1桁から4桁まで変化

80年代の刻印2はイレギュラーケースとして存在する

ボタン裏刻印「2」のリーバイスは主に70年代の66前期モデルに見られますが、興味深いことに80年代の製品にも「2」の刻印が存在することがあります。これは一般的なルールからすると「イレギュラーケース」と位置づけられています。

Yahoo!知恵袋の回答によると、「イレギュラーでありますよ。イレギュラーとはご存知だと思いますが、80年代は三桁だが、残りを使う場合あり。70年代の使う残しですね」という説明があります。つまり、80年代になって本来なら三桁の刻印を使うべき時期に、在庫として残っていた「2」の刻印ボタンを引き続き使用したケースがあるということです。

このようなイレギュラーケースは、リーバイスの製造過程を考えると理解できます。工場では刻印入りのボタンをまとめて製造し、それを使い切るまで使用することがあったでしょう。年代が変わっても、古い刻印のボタンの在庫が残っていれば、それを無駄にせずに使用したと考えられます。

しかし、このイレギュラーケースの刻印「2」のモデルは、純粋な70年代の刻印「2」モデルと比べると、コレクターの間での価値は若干異なる可能性があります。多くのコレクターは、刻印とその他の特徴(赤タブやステッチなど)が一貫して同じ年代を示すものを好む傾向があります。

80年代の刻印「2」モデルを見分けるためには、内タグの情報が重要です。80年代の内タグは70年代のものとは異なり、より多くの情報が記載されています。特に80年代後半からは7行の情報が記載されるようになり、製造年月と工場番号が別々の行に記載されるようになりました。

こうしたイレギュラーケースの存在は、リーバイスの製造過程の実態を垣間見ることができる興味深い事例です。刻印「2」が80年代のモデルに見られた場合、それは特別な「使い残し」である可能性を考慮し、内タグなどの他の情報も併せて年代を判断することが重要です。

リーバイスの年代判別に役立つその他のディテール

リーバイスの年代判別には、ボタン裏刻印以外にも多くの重要なディテールがあります。これらのポイントを確認することで、より正確な年代特定が可能になります。特に刻印「2」のモデルを判別する際にも、以下のポイントをチェックすると良いでしょう。

1. 赤タブ(レッドタブ)の特徴

  • タブに「LEVI’S」と書かれている場合はビッグE(~1971年頃)
  • タブに「Levi’s」と書かれている場合はスモールe(1971年以降)
  • Vの形状が均等な場合は1953年~1966年頃
  • Vの形状が不均等な場合は1966年以降
  • 1974年頃からはスモールeで不均等Vが標準になった

2. ステッチの特徴

  • Vステッチ(ボタン周りが「V」の形になっているステッチ)は1960年代までの特徴
  • バックポケット裏がシングルステッチなら~1977年頃、ダブルステッチ(チェーンステッチ)なら1977年以降の可能性大
  • 66前期モデルはバックポケット裏シングルステッチが特徴

3. リベットの特徴

  • 隠しリベット(バックポケットの付け根に外からは見えないリベット)があれば1937年~1966年頃
  • リベット内側の素材が鉄の銅メッキからアルミに変わったのは1963年頃
  • 66前期モデルはリベット裏アルミが特徴

4. ベルトループの特徴

  • オフセットベルトループ(後ろ中央のループが中心からずれている)は1950年代後半~1964年頃の特徴
  • 66前期モデルではオフセットループはなく、中央に配置されるのが一般的

5. ジッパーの特徴(ジッパーフライのモデルの場合)

  • 60年代製はグリッパー(GRIPPER)やコンマー(CONMAR)のジッパー
  • 70年代製はタロン(TALON)やスコービル(SCOVILL)のジッパー
  • 80年代初期から中期にかけてLevi’s刻印のYKKジッパーが使われ始めた

6. 縫製に使われている糸の特徴

  • ヴィンテージ本物は綿糸を使用(切れやすく、テカっていない)
  • 復刻版はスパン糸を使用(丈夫で、テカっている)
  • 古ければ古いほど綿糸は色あせやぼろくなっている

これらのディテールを総合的に判断することで、ボタン裏刻印「2」のリーバイスがいつ頃の製品なのかをより正確に特定できます。例えば、刻印「2」でスモールeの赤タブ、バックポケット裏シングルステッチ、リベット裏アルミという組み合わせであれば、1974年~1977年頃の66前期モデルである可能性が高いでしょう。

ヴィンテージリーバイスの魅力は、こうした時代ごとの細かな違いにもあります。各ディテールの特徴を理解することで、より深くリーバイスの歴史を楽しむことができるでしょう。

ヴィンテージリーバイスを購入する際のチェックポイント

ヴィンテージリーバイス、特にボタン裏刻印「2」のようなレアなモデルを購入する際には、いくつかの重要なチェックポイントがあります。これらを確認することで、価値のある本物を見極め、満足のいく買い物ができるでしょう。

1. 全体的な状態のチェック

  • リペア(修理)や破れ、解れの状態をチェック
  • 特に股ズレ(股の部分が擦れて薄くなっている状態)がないか確認
  • 色落ちの状態(ビンテージとしての美しさを持っているか)
  • 素人によるリペアの有無(プロによる丁寧なリペアであれば価値を大きく下げない)

2. オリジナル部品の確認

  • ボタンやリベットがオリジナルのままか
  • パッチ(革のラベル)が残っているか
  • タグ類が切り取られていないか
  • 裾の処理が後からされていないか(裾上げによって元のチェーンステッチが失われていないか)

3. 本物かどうかのチェック

  • ボタン裏刻印が時代と一致しているか
  • 縫製の品質が高いか(ステッチの均一性、使用されている糸の種類)
  • 内タグの情報が他の特徴と矛盾していないか
  • 復刻版ではないか(縫製に使われている糸がスパン糸か綿糸かなどで判断)

4. サイズの確認

  • 表記サイズと実寸が大きく異なっていないか
  • ヴィンテージの場合、表記サイズよりも実寸が重要
  • ウエストやレングスが自分に合っているか(ヴィンテージは現代の同じサイズ表記より小さめのことが多い)

5. 価格の妥当性

  • 同じような年代・状態の同モデルの相場を調査
  • 特に刻印「2」のような希少モデルは、適正価格の判断が難しい
  • 状態が良ければ相応の価格になることを理解しておく

購入場所の選択

  • 信頼できる古着店やヴィンテージショップ
  • オークションサイトの場合は、出品者の評価や詳細な写真の有無をチェック
  • 返品ポリシーがあるかどうか確認

特にボタン裏刻印「2」のような希少なモデルを探す場合、見つける機会自体が少ないため、見つけたときには上記のポイントを丁寧にチェックすることが重要です。状態が良く、オリジナルの特徴をよく保った刻印「2」のモデルは、コレクションの価値ある一点となるでしょう。

また、古着は使用感や経年変化も含めて魅力となる場合が多いですが、あまりにもダメージが大きいものは避けた方が無難です。コレクターアイテムとして長く楽しめるものを選ぶとよいでしょう。

まとめ:リーバイスのボタン裏刻印2は希少価値のある年代判別の指標

最後に記事のポイントをまとめます。

リーバイスのボタン裏刻印「2」は、ヴィンテージデニム市場において特別な存在です。主に70年代の66前期モデル(1973年~1977年頃)に見られるこの刻印は、希少性と歴史的価値を兼ね備えています。

  1. リーバイスのボタン裏刻印「2」は50〜70年代の一桁刻印に分類され、特に希少性が高い
  2. 主に66前期モデルに見られ、「2番工場」製と考えられている
  3. 同時代の製品の大多数が6番工場製だったのに対し、2番工場製は少数派だった
  4. 一部の刻印「2」モデルにはアウトシームの紺色ステッチなど独特の特徴がある
  5. 501や517などの代表的なモデルに見られる
  6. 80年代にもイレギュラーケースとして刻印「2」が存在することがある(70年代のボタン在庫の使い残し)
  7. 年代判別には刻印だけでなく、赤タブ、内タグ、パッチ、ステッチなど他の特徴も合わせて確認する必要がある
  8. 内タグの製造年月情報が重要な裏付けとなる(例:「9 5 2」→1975年9月、2番工場製)
  9. 刻印「2」の66前期モデルは、古着市場やオークションで高値で取引されることがある
  10. ヴィンテージリーバイスを購入する際は、全体の状態、オリジナル部品の有無、本物かどうかのチェックが重要
  11. 刻印「2」のモデルを見つけるのは容易ではないが、見つけた場合は貴重なコレクションとなり得る
  12. 状態が良く、元の特徴をよく保っているものほど価値が高い

ボタン裏刻印「2」のリーバイスは、デニムの歴史において特別な位置を占める存在です。その希少性から、ヴィンテージデニムコレクターや古着愛好家に高く評価されています。年代判別のための知識を身につけることで、より価値のある一着を見つける手助けになるでしょう。

調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト

  • https://hands-on-jeans.com/blog/2020/08/02/3991
  • https://acorn-vtg.com/archives/100220
  • https://note.com/vintajin/n/n943224780ae4
  • https://auctions.yahoo.co.jp/search/search/%E3%83%9C%E3%82%BF%E3%83%B3%E8%A3%8F2/0/
  • https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11185420416
  • https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13243112323
  • https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12235493787