リーバイス PR

「リーバイスの黒タブと年代を徹底解説📚 知れば欲しくなる60’sから80’sのレア古着」

「リーバイスの黒タブと年代を徹底解説📚 知れば欲しくなる60’sから80’sのレア古着」
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

リーバイスのジーンズ愛好家やヴィンテージデニムコレクターにとって、「黒タブ」は特別な意味を持つアイテムです。1960年代から1980年代初頭にかけて製造された、バックポケットに黒いタブが付いたリーバイスは、その歴史的背景と希少性から、古着市場で高い価値を持っています。

この記事では、リーバイスの黒タブの歴史や年代、特徴、他のタブとの違い、そして年代判別の方法まで、黒タブリーバイスに関する情報を詳しく解説していきます。ヴィンテージデニムを愛する方から初めてリーバイスの歴史に触れる方まで、黒タブの魅力をお伝えします。

記事のポイント!

  1. リーバイスの黒タブは1960年代から1981年頃まで使用されていた特別なタブである
  2. 黒タブには「センター黒タブ」と「サイド黒タブ」の2種類があり、それぞれ製造時期が異なる
  3. 黒タブは主に混紡素材のスタプレなどに使用され、ヴィンテージ市場では希少価値が高い
  4. ボタン裏の刻印や内タグなどから、黒タブリーバイスの正確な年代を判別することができる

リーバイスの黒タブと年代について知る

  1. リーバイスの黒タブは1960年代から1981年まで使用された
  2. 黒タブには「センター黒タブ」と「サイド黒タブ」の2種類が存在する
  3. 黒タブが使用されたリーバイスは主にスタプレなど混紡素材モデル
  4. ボタン裏の刻印から黒タブリーバイスの年代を特定する方法
  5. 黒タブリーバイスの内タグによる年代判別のポイント
  6. リーバイス黒タブと他カラータブの違いを理解する

リーバイスの黒タブは1960年代から1981年まで使用された

リーバイスの黒タブは1960年代に登場し、1981年頃まで使用されていたヴィンテージアイテムの証です。独自調査の結果、この黒タブはタブが黒色でLevi’s®の文字が白で書かれているという特徴を持っています。

黒タブの特徴的な時代区分として、1966年頃から1971年まではセンター黒タブが使用され、1971年から1981年頃までは主にサイド黒タブが使用されていました。この年代の違いがヴィンテージリーバイスコレクターにとっては重要な判別ポイントとなっています。

リーバイスの歴史の中でも、この黒タブが使用されていた1960年代から1980年代初頭は、デニムが作業着からファッションアイテムへと移行していく重要な時期でした。そのため、黒タブの付いたリーバイスは、デニムの歴史的な転換期を象徴するアイテムとしても価値があります。

黒タブのリーバイスは現在でも熱心なヴィンテージデニム愛好家やコレクターから高い支持を得ており、特に状態の良いものや希少なモデルは古着市場でプレミア価格がつくことも少なくありません。

製造から約40-60年経過したアイテムでありながら、今なお色褪せない魅力を持つリーバイスの黒タブは、ただのジーンズを超えた「着る歴史」とも言えるでしょう。

黒タブには「センター黒タブ」と「サイド黒タブ」の2種類が存在する

リーバイスの黒タブには「センター黒タブ」と「サイド黒タブ」という2種類のバリエーションが存在します。これらは取り付けられている位置によって区別され、それぞれ製造年代も異なります。

センター黒タブは、その名の通りバックポケットの中央に配置されたタブで、1966年頃に登場し、1971年頃まで使用されていました。この時期はリーバイスのデザインが大きく変化した時期と重なり、ヴィンテージ市場では特に価値の高いモデルが多いとされています。

一方、サイド黒タブはバックポケットのサイド(側面)に取り付けられたタブで、1971年に登場し、1981年頃まで製造されていました。センター黒タブの後継として登場したこのデザインは、より近代的なリーバイスの特徴を持っています。

黒タブは特にデニムのフラッシャー(サイズや洗濯方法などが書かれた紙製のタグ)を兼ねていることが多く、ヴィンテージ品にフラッシャーが残っているものは特に希少とされています。

黒タブの位置による違いは、古着ファンにとっては年代判別の重要な手がかりとなるだけでなく、着用感やデザインの違いにも繋がっています。センター黒タブの時代は伝統的なリーバイスのデザイン要素が多く残っているのに対し、サイド黒タブの時代は現代的なデザインへの移行期にあたります。

黒タブが使用されたリーバイスは主にスタプレなど混紡素材モデル

リーバイスの黒タブは、主に「スタプレ(スタックドプレスト)」と呼ばれるモデルや混紡素材を使用したデニムパンツに取り付けられていました。これは黒タブの用途と素材の関係を示す重要な特徴です。

スタプレとは、プレスの効いたストレートシルエットのパンツで、通常のデニムよりもフォーマルな印象を与えるモデルです。このタイプのパンツはオフィスカジュアルとしても使用できるよう、耐久性よりも見た目が重視されていました。

混紡素材とは、綿100%ではなく、ポリエステルなどの化学繊維が混ざった生地を指します。この混紡素材はシワになりにくく、プレスがきれいに入るという特性を持っていたため、スタプレタイプのパンツに多く使用されていました。

黒タブがこれらのモデルに使われていた理由として、伝統的な作業着としてのデニムと区別するためだったと考えられています。赤タブが綿100%の本格的なワークウェアに使われていたのに対し、黒タブは新しいタイプのカジュアルウェアとしてのデニムを象徴していたのです。

60年代後半から70年代にかけて、リーバイスは伝統的なジーンズだけでなく、様々なスタイルやモデルを展開するようになりました。黒タブが使われたモデルはその多様化の流れの中で生まれたものであり、リーバイスのブランド拡大の歴史を物語っています。

黒タブが使用されたリーバイスは主にスタプレなど混紡素材モデル

ボタン裏の刻印から黒タブリーバイスの年代を特定する方法

リーバイスの黒タブジーンズの年代を特定する上で、ボタン裏の刻印は非常に重要な手がかりとなります。この小さな刻印には工場番号や製造年を示す情報が含まれており、詳細な年代判別を可能にします。

ボタン裏刻印の基本的な見方としては、次のような年代区分が存在します:

  • 一桁(アルファベットや数字):50〜70年代製 主に「A, D, E, F, J, K, L, O, S, W」や「2, 4, 5, 6, 8」などの刻印があり、特にアルファベットと「2」の刻印は希少とされています
  • 二桁:60〜80年代製 「10, 12, 14, 16, 17, 20」などの刻印があり、特に「16工場」は50年代から70年代中期まで長期にわたり稼働していた工場で、変わったモデルが多いとされています
  • 三桁:80〜2000年初期製 「501, 513, 515, 522, 524…」など多数あり、「5」から始まるのはリーバイス社の工場、「6」から始まるのは社外工場を示します

黒タブリーバイスの場合、そのほとんどが一桁または二桁の刻印を持っていることが多く、特に「S」や「9」などの刻印が見られるものは70年代前半の可能性が高いとされています。

ただし、ボタン裏の刻印だけで確定的な判断をするのは避けた方が良いでしょう。錆びていたり擦れていたりして文字が消えている場合もあるため、他の要素と合わせて総合的に判断することが重要です。

また、黒タブ付きスタプレでは「16」や「S」の刻印が多く見られるという報告もあり、特定の工場でこれらのモデルが多く製造されていた可能性があります。

黒タブリーバイスの内タグによる年代判別のポイント

リーバイスの黒タブモデルの年代判別において、内タグの特徴を見ることも非常に有効な方法です。内タグは製造年代によってデザイン、記載内容、素材が変化しており、これらの特徴を理解することで、より正確な年代特定が可能になります。

まず、内タグが付き始めたのは1974年からです。それ以前の黒タブリーバイスには内タグがありません。したがって、内タグがない黒タブリーバイスは1960年代から1974年頃までの製造と考えられます。

1974年以降の内タグの特徴は以下のようになっています:

  • 1974年~1980年代前半: 初期の内タグは数字の羅列が3行に分かれて記載されており、製造年月と工場番号が一番下の行に記載されています。記載順序は、左から製造月、製造年の下2桁、工場番号となっています。なお、70年代の内タグでは製造年が1桁しか記載されていないことがあるため注意が必要です。
  • 1980年代後半~1991年: 内タグに書かれている文字の量が増え、7行構成となりました。6行目に工場番号、7行目に製造年月が記載されるようになりました。特徴として、製造年が下1桁しか記載されておらず、製造月と製造年の数字が繋がっている点が挙げられます。
  • 1991年~1994年: ペラペラで薄い生地が使用された内タグとなり、製造年月と工場番号は下から2行目に記載されるようになりました。この内タグには左から順に工場番号、製造月・製造年、製造番号が記載されます。
  • 1995年~2003年: より現代的なデザインの内タグとなり、わかりやすく情報が整理されています。

黒タブリーバイスの多くは1970年代から1980年代初頭の製造であるため、内タグがまったくないか、初期の内タグデザインのものが多いと考えられます。また、スタプレなどの黒タブモデルは、内タグに収縮率の情報が記載されていることが多く、これも判別のポイントとなります。

リーバイス黒タブと他カラータブの違いを理解する

リーバイスのジーンズには、黒タブの他にも赤タブ、オレンジタブ、白タブなど、様々な色のタブが存在します。それぞれのタブには固有の意味があり、使用されたモデルや時代が異なるため、これらの違いを理解することはヴィンテージリーバイス愛好家にとって重要な知識となります。

まず、最も有名な赤タブ(レッドタブ)は、リーバイスの伝統的なジーンズに使用されており、綿100%の本格派デニムを象徴しています。リーバイスの象徴とも言える赤タブは1936年に初めて登場し、現在も続くデザインです。

黒タブは、前述の通り1960年代から1981年頃まで使用され、主に混紡素材のスタプレなどに使用されていました。黒タブは「混紡素材に使われているタブ」という位置づけで、カジュアルでありながらもビジネスシーンでも着用できるような、より汎用性の高いモデルに用いられていました。

オレンジタブは1960〜70年代に登場した廉価ラインに使用されていました。作業着ではなくファッションアイテムとして作られ、作業着ほど丈夫さが求められなかったため、ポケットのリベットやステッチ、生地の始末などが簡略化されていました。

白タブは70〜80年代に登場し、デニム以外の素材に使用されていました。ワークウェアを想定していないパンツに取り付けられることが多く、カジュアルなコーデュロイパンツなどに見られます。

各タブの色の違いは単なるデザインの違いではなく、リーバイスのラインナップ戦略や、ジーンズの用途、素材の違いを表しているのです。ジーンズが単なる作業着から多様なファッションアイテムへと進化していく過程で、タブの色は製品の特性を示す重要な目印となっていました。

この視点から見ると、黒タブのリーバイスは、伝統的なデニムワークウェアとカジュアルファッションの中間に位置する、リーバイスの歴史的進化を示す重要なモデルだと言えるでしょう。

リーバイスの黒タブ年代の価値と見分け方

  1. 古着市場におけるリーバイス黒タブの価値は希少性と歴史に由来する
  2. リーバイスの工場番号で黒タブジーンズのレア度を判断する
  3. 年代によって異なるリーバイス黒タブのパッチデザインの特徴
  4. リーバイスの年代別内タグの種類と見分け方
  5. 501とスタプレの黒タブモデルの違いと特徴
  6. リーバイスの黒タブが見つかる場所と探し方のヒント
  7. まとめ:リーバイス黒タブ年代の魅力と収集ポイント

古着市場におけるリーバイス黒タブの価値は希少性と歴史に由来する

古着市場におけるリーバイス黒タブの価値は、その希少性と歴史的背景に強く関連しています。黒タブのリーバイスは約20年間という限られた期間のみ製造されたため、生産数自体が赤タブなどと比較して少なく、希少価値が高いとされています。

黒タブリーバイスが持つ価値の一つは、デニムの歴史的変遷を物語る証拠品としての側面です。1960年代から1980年代初頭は、ジーンズが作業着から一般的なファッションアイテムへと変化していった重要な時期でした。黒タブのリーバイスはこの変革期に生まれたモデルであり、デニムの文化史を語る上で重要な位置を占めています。

また、黒タブのリーバイスは「混紡素材」や「スタプレ」としての特徴を持ち、赤タブの綿100%デニムとは異なる雰囲気や着用感を楽しめるため、ヴィンテージデニムコレクターにとっては多様性をもたらす重要なアイテムとなっています。

古着ファッションの世界では、黒タブの持つこのような歴史的価値や、現代では再現されていない独特の風合いが高く評価されています。特に、センター黒タブ(1966-1971年)のモデルは、サイド黒タブより製造期間が短く、より希少性が高いとされています。

状態が良好で、当時の特徴が色濃く残っている黒タブリーバイスは、一般的なヴィンテージジーンズより高値で取引されることも少なくありません。特に、製造工場や年代が特定できるものや、内タグやパッチなどのディテールが良好に保存されているものは、より価値が高いとされています。

黒タブリーバイスは単なる古着ではなく、ジーンズの進化を物語る「着る歴史資料」としての価値を持ち続けているのです。

リーバイスの工場番号で黒タブジーンズのレア度を判断する

リーバイスの黒タブジーンズのレア度を判断する際、製造工場を示す工場番号は重要な判断材料となります。工場番号はボタン裏の刻印や内タグに記載されており、これによって生産地や生産時期、そして希少性を推測することができます。

リーバイスの工場番号の見方としては、主に以下のような特徴があります:

アルファベット一文字の刻印(例:A, D, E, F, J, K, L, O, S, W) これらは50〜70年代に使用された最も古い工場を示すコードで、黒タブモデルの中でも特に初期のものに見られます。特にこれらのアルファベット刻印を持つ黒タブリーバイスは希少性が高いとされています。

数字一桁の刻印(例:2, 4, 5, 6, 8) こちらも50〜70年代の工場を示すコードで、中でも「2」の刻印は特に希少です。黒タブのスタプレなどでよく見られるのは「6」や「8」などの刻印です。

16工場の刻印 50年代から70年代中期まで長期にわたり稼働していた工場で、黒タブモデルを含む様々なリーバイス製品を製造していました。変わったモデルや独特の特徴を持つリーバイスが多いため、コレクターの間で人気があります。

555工場の刻印 人気モデルを数多く製造していたバレンシア工場(1996〜2003年、アメリカ最後の工場)のコードで、特に90年代後期の黒タブモデル(黒タブの終盤期)に見られることがあります。

黒タブリーバイスの場合、特に「S」や「16」の刻印を持つセンター黒タブのモデル(1966-1971年)は、生産期間が比較的短いこともあり、高い希少性を持っています。また、アメリカ国内で生産された黒タブリーバイス(USA製)も、海外生産のものより価値が高いとされています。

工場番号を確認する際は、ボタン裏だけでなく内タグも併せてチェックすることで、より正確に製造年代と工場を特定することができます。特に1974年以降の内タグには工場番号が明記されているため、重要な手がかりとなります。

年代によって異なるリーバイス黒タブのパッチデザインの特徴

リーバイスの黒タブジーンズのパッチ(ウエスト部分の革や紙のタグ)は、製造年代によってデザインや表記内容が変化しています。このパッチの特徴を知ることで、より正確な年代判別が可能になります。

1960年代前半のパッチ特徴

  • 「Every Garment Guaranteed」の表記がある
  • 型番の後にXX(例:501XX)と表記がある
  • 鹿革や紙パッチが使用されている
  • 初期の黒タブモデルはこの時代のパッチデザインと特徴を持っていることがあります

1962〜1965年のパッチ特徴

  • 「Every Garment Guaranteed」の表記が消える
  • 初期:小さめの文字で中央に「Made in U.S.A.」と記載
  • 後期:同じ段に「100% COTTON Made in U.S.A. WPL 423」と中央寄せで記載
  • センター黒タブ初期のモデルはこの時代のパッチデザインを持つことが多い

1966〜1967年のパッチ特徴

  • XX記載が消える
  • 旧型番が左端に小さく印字される「ダブルネーム」と呼ばれる特徴
  • センター黒タブモデルの多くがこの時代のパッチデザインを持つ

1967〜1969年のパッチ特徴

  • ダブルネームが廃止
  • 代わりにA, S, F, Iなどのアルファベットが小さく印字される「タイプ物」と呼ばれる特徴
  • センター黒タブの後期モデルはこのパッチデザインを持つことが多い

1970〜1990年代のパッチ特徴

  • 「CARE INSTRUCTIONS INSIDE GARMENT」の表記が入る
  • 1970〜1980年代中期:黒字で印字
  • 1980年代中期〜:赤字で印字
  • サイド黒タブモデルの多くがこの時代のパッチデザインを持つ

黒タブリーバイスの場合、特に1966年から1971年のセンター黒タブ時代のパッチは、ダブルネームやタイプ物の特徴を持っていることが多く、コレクターにとって貴重な識別ポイントとなります。また、1971年から1981年頃のサイド黒タブ時代は「CARE INSTRUCTIONS」表記のあるパッチが主流です。

パッチが欠損していたり、印字が薄くなっているリーバイスの場合は、前述のボタン裏刻印や内タグなどの他の要素と合わせて総合的に判断することが重要です。

年代によって異なるリーバイス黒タブのパッチデザインの特徴

リーバイスの年代別内タグの種類と見分け方

リーバイスの内タグは1974年に初めて導入され、その後数回にわたってデザインや内容が変更されてきました。黒タブリーバイスの年代判別においても、この内タグの特徴は重要な手がかりとなります。ここでは、リーバイスの年代別内タグの種類と見分け方について詳しく説明します。

内タグが存在しない時代(1974年以前): 1974年以前のリーバイスには内タグが付いていません。そのため、センター黒タブ(1966-1971年)のモデルには基本的に内タグがありません。内タグがないリーバイスを見つけた場合、製造年代が古い可能性が高いといえます。

初期の内タグ(1974年〜1980年代前半)

  • 数字の羅列が3行に分かれて記載されている
  • ウェストやレングスが記載されている行の上に収縮率の情報がある
  • 一番下の行に製造年月と工場番号が記載されている
  • 記載順序は「製造月・製造年の下2桁・工場番号」の順
  • 70年代の内タグでは製造年が1桁しか記載されていないことがある

中期の内タグ(1980年代後半〜1991年)

  • 内タグの行数が増え、7行構成となる
  • 6行目に工場番号、7行目に製造年月が記載される
  • 製造年が下1桁しか記載されず、製造月と製造年の数字が繋がっている
  • 染み込みプリントのようなプリントの仕方が特徴

後期の内タグ(1991年〜1994年)

  • ペラペラで薄い生地が使用されている
  • 一番上に数字があり、その下に洗濯時などの注意点が記載される
  • 製造年月と工場番号は下から2行目に記載
  • 左から「工場番号・製造月・製造年・製造番号」の順に記載

最新型の内タグ(1995年〜2003年)

  • より現代的なデザインで情報が整理されている
  • 工場番号や製造年月が明確に区別して記載されている

黒タブリーバイスの場合、主に1974年から1981年頃までの製造が該当するため、内タグがないものや初期の内タグデザインを持つものが多いと考えられます。特にサイド黒タブ(1971-1981年)のモデルで1974年以降に製造されたものは、初期の内タグデザインを持っていることが一般的です。

また、黒タブ特有の特徴として、内タグには混紡素材に関する記載や収縮率の情報が含まれていることがあり、これも判別のポイントとなります。

内タグだけでなく、パッチやボタン裏刻印などの他の要素と併せて総合的に判断することで、より正確な年代判別が可能になります。

501とスタプレの黒タブモデルの違いと特徴

リーバイスの黒タブは主にスタプレ(スタックドプレスト)と呼ばれるモデルに使用されることが多いですが、501などの定番モデルにも黒タブが使用されたケースがあります。ここでは、501とスタプレの黒タブモデルの違いと特徴について解説します。

501の黒タブモデル

  • 基本的には赤タブが主流だが、特殊な素材や限定モデルとして黒タブが使用されたケースがある
  • ボタンフライ(ジッパーではなくボタンで留める仕様)が特徴
  • 綿100%のデニム素材が主だが、黒タブモデルの場合は混紡素材が使われていることもある
  • バックポケットのアーキュエイト(弓形ステッチ)は通常のものと同様
  • コインポケット(小さな5番目のポケット)が付いている5ポケット仕様
  • 501XX期やビッグE期の黒タブ501は特に希少性が高い

スタプレの黒タブモデル

  • 主に605、606、607などの品番で展開されたプレス加工が特徴のシリーズ
  • ジッパーフライ(ボタンではなくジッパーで留める仕様)が多い
  • 混紡素材(ポリエステル混)が使用されていることが多い
  • シルエットはストレートからスリムまで様々だが、プレス加工がされていることが特徴
  • コインポケットがない4ポケット仕様の場合が多い
  • 独自の内タグやケアタグが付いていることが多い

黒タブの共通した特徴

  • タブは黒色でLevi’s®の文字が白で書かれている
  • 製造年代は主に1960年代から1981年頃
  • センター黒タブ(1966-1971年)とサイド黒タブ(1971-1981年)の2種類がある
  • 綿100%の伝統的なデニムより、混紡素材や新しいタイプの生地に多く使用された

黒タブ501は、伝統的なジーンズデザインに黒タブという特殊要素が加わった珍しいモデルであり、コレクターにとって価値の高いアイテムとなっています。一方、黒タブスタプレは黒タブの本流とも言えるモデルで、当時のファッショントレンドを反映した独自の魅力を持っています。

特に605や606などのスタプレ黒タブモデルは、60〜70年代のファッションアイコンとして人気を集め、現在でもヴィンテージスタイルを好む方々から高い支持を得ています。その細身のシルエットや独特の素材感は、現代のジーンズには見られない特徴であり、古着市場での価値を支える要素となっています。

リーバイスの黒タブが見つかる場所と探し方のヒント

リーバイスの黒タブは、現行モデルではないヴィンテージアイテムであるため、新品で購入することは基本的にできません。しかし、適切な場所と方法で探せば、良質な黒タブリーバイスを見つけることは可能です。ここでは、黒タブリーバイスが見つかる場所と効率的な探し方のヒントを紹介します。

黒タブリーバイスが見つかる場所

  1. ヴィンテージ専門古着店: 専門知識を持ったスタッフが厳選した商品が揃っていますが、価格は比較的高めです。特に黒タブの価値を理解している店舗では、適正な価格で良質な商品を見つけられる可能性が高いです。
  2. 一般の古着店: 知識のない店舗では、黒タブの価値を認識せずに安価で販売していることもあります。掘り出し物を見つけるチャンスがありますが、状態や真贋の見極めは自分で行う必要があります。
  3. オンライン古着ショップ: 実店舗よりも豊富な品揃えがあることが多く、検索機能を使って効率的に探すことができます。ただし、実物を確認できないため、写真やサイズ表記を注意深く確認する必要があります。
  4. フリマアプリやオークションサイト: 個人間取引のため、値段交渉の余地があり、時には格安で入手できることもあります。ただし、真贋の見極めや状態確認は特に慎重に行いましょう。
  5. 古着イベントやマーケット: 定期的に開催される古着イベントは、多数のディーラーが集まるため、様々な黒タブモデルを一度に見比べることができます。また、マニアックなアイテムが出る可能性も高いです。

効率的な探し方のヒント

  1. キーワード検索を工夫する: 「リーバイス 黒タブ」だけでなく、「Levi’s black tab」「リーバイス スタプレ」「606 black tab」など、様々な関連キーワードで検索すると見つかる確率が上がります。
  2. 時代を絞って探す: 「60s Levi’s」「70s スタプレ」など、年代を絞って検索すると効率的に探せます。
  3. 型番で探す: 「リーバイス 606」「Levi’s 605」など、黒タブが多く使われていた型番で検索するのも有効です。
  4. コレクターやリセラーとの繋がりを作る: 古着コミュニティに参加することで、希少な黒タブモデルの情報を得られることがあります。
  5. 隠れた場所をチェック: 左側のバックポケット内や右のフロントポケット内など、タブが隠れている場所も確認してみましょう。黒タブが付いているにもかかわらず見逃されて安価で販売されていることもあります。

黒タブリーバイスを探す際は、焦らず、自分の好みやサイズに合うものを見つけることが大切です。また、年代判別のポイントを理解しておくことで、より価値のある一本を見極めることができるでしょう。

まとめ:リーバイス黒タブ年代の魅力と収集ポイント

最後に記事のポイントをまとめます。

リーバイス黒タブ年代の魅力と収集ポイント:

  1. リーバイスの黒タブは1960年代に登場し、1981年頃まで製造された特別なデザイン
  2. 黒タブは「センター黒タブ」(1966-1971年)と「サイド黒タブ」(1971-1981年)の2種類が存在する
  3. 主に混紡素材のスタプレ(605、606など)に使用された特徴的なタブである
  4. 黒タブは混紡素材を示すマーカーとして、デニムが作業着からファッションへと進化する過渡期に登場した
  5. ボタン裏刻印の「S」や「16」などは黒タブモデルでよく見られる特徴的な工場コード
  6. 内タグが付いていないものは1974年以前の製造、内タグがあるものは1974-1981年の製造と判断できる
  7. 黒タブリーバイスのパッチは年代によってデザインが異なり、年代判別の重要な手がかりとなる
  8. 赤タブが伝統的なワークウェアを象徴するのに対し、黒タブはよりファッション性の高いカジュアルウェアを象徴していた
  9. 黒タブ501は特に希少性が高く、コレクターに高く評価されるアイテムである
  10. 黒タブスタプレは60-70年代のファッションアイコンとして、現代でもヴィンテージスタイルに欠かせないアイテムとなっている
  11. 古着店やオンラインショップ、フリマアプリなどで探すことができるが、年代判別の知識を持って真贋や状態を見極めることが重要
  12. 黒タブの価値は希少性だけでなく、リーバイスの歴史とデニム文化の進化を象徴する「着る歴史資料」としての側面にもある

調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト

  1. https://note.com/vintajin/n/n943224780ae4
  2. https://acorn-vtg.com/archives/120843
  3. https://wataha.no/sk/kateg%C3%B3rie/%C5%BEij%C3%BAci-v-n%C3%B3rsku/nav/?amp=1page%2F12page%2F3page%2F20page%2F3page%2F20page%2F2page%2F3page%2F2page%2F2page%2F3page%2F20page%2F2page%2F3page%2F20page%2F20page%2F2page%2F2page%2F3page%2F20page%2F20page%2F3page%2F2page%2F20page%2F20page%2F20page%2F3page%2F3page%2F3page%2F20page%2F20page%2F3page%2F3page%2F2page%2F3page%2F3page%2F2page%2F2page%2F3page%2F2page%2F2page%2F3page%2F3page%2F2page%2F3page%2F2page%2F20page%2F2page%2F2page%2F2page%2F20page%2F20page%2F3page%2F3page%2F3page%2F20page%2F3page%2F2page%2F20page%2F3page%2F2page%2F3page%2F2page%2F20page%2F2page%2F20page%2F3page%2F20page%2F3page%2F20page%2F2page%2F3page%2F3page%2F20page%2F3page%2F2page%2F3page%2F2page%2F20page%2F2page%2F20page%2F3page%2F20page%2F20page%2F2page%2F2page%2F20page%2F20page%2F2page%2F2page/3
  4. http://www.uota.jp/index.php1165713547.shtml
  5. https://furugi.click/levis-vintage-term%E2%86%92-%E3%80%8Cblack-tab%E3%80%8D-explained/
  6. https://shitayajinja.or.jp/shopdetail/18033037
  7. https://mercari-shops.com/shops/gvnThUChat6QwecDd6vXmM/sections/products/7maBHS2iqG5dv3fTtU7qoC
  8. https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13271172453
  9. https://saito-d.hatenablog.com/entry/rustler_nipponichi
  10. https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10270174635