リーバイス 501 エジプト製の色落ち🔥 マニアが教える独特の青みと経年変化が超魅力的

リーバイス501といえば、デニムの代表格として長い歴史を持つ名作ジーンズですが、実は製造国によって色落ちの特徴や品質に違いがあることをご存知でしょうか。特にエジプト製のリーバイス501は、独特の色落ちパターンと経年変化を見せることで、デニムマニアの間でも評価が分かれる個性的なモデルとなっています。

本記事では、エジプト製リーバイス501の色落ちの特徴や経年変化の実例、適切な洗濯方法、サイズ変化のデータなどを詳しく解説します。リジッド（未洗い）の状態から何回洗濯すると、どのような色合いに変化していくのか、アメリカ製やメキシコ製との違いは何かなど、デニム愛好家が気になる情報を徹底的に調査しました。これからリーバイス501を購入検討している方や、すでに所有している方に役立つ情報満載でお届けします。

記事のポイント！

1. エジプト製リーバイス501の色落ち特性と青みがかった色合いの変化過程
2. リジッドデニムの洗濯と縮みのデータ（実測値での検証結果）
3. アメリカ製やメキシコ製との品質・色落ち比較と特徴の違い
4. 長く愛用するための適切な洗濯方法とシュリンクトゥフィットの手順

リーバイス 501 エジプト製の色落ちとその特徴

1. エジプト製501の色落ち具合は青みがかった色合いに変化する
2. リジッド（未洗い）状態からの経過写真で色落ちを確認できる
3. 洗濯回数による色落ちの変化は基本的に緩やかな進行を示す
4. エジプト製リーバイス501の品質は生地が薄めで色落ちがやや早い
5. 米国流通モデル501（501-0000）はシンプルで実用的な作りが特徴
6. 現行の501はヒゲやハチノスのアタリが付きにくい傾向がある

エジプト製501の色落ち具合は青みがかった色合いに変化する

エジプト製のリーバイス501は、洗濯を重ねていくと特徴的な青みがかった色合いへと変化していきます。独自調査の結果、リジッド（未洗い）の状態では濃紺色であるものの、糊落としの洗濯をすると、すぐに青みが増すことが確認できました。

この青みがかった色落ちは、エジプト製501の大きな特徴の一つです。アメリカ製の旧モデルなどに見られる赤みのある紺色とは明らかに色目が異なります。洗濯を繰り返すごとに、カリフォルニアブルーと呼ばれる明るい青色へと徐々に変化していく傾向があります。

実際に多くのユーザーレビューを見ると「洗うと少し青みがかります。ああこれから薄いブルーに向かって色落ちしていくのかなと期待させるものがあります」との声が多く見られました。ユニクロのセルビッジジーンズのように洗っても紺色をとどめるタイプではなく、はっきりとした青への変化を楽しめるのがエジプト製501の魅力です。

染料と生地の特性によって色落ちの様子に違いが生まれますが、エジプト製501はアメリカ企画の米国流通モデル（501-0000）として作られているため、本国仕様の色落ち特性を持っています。「現行501は色落ちが良くない」との噂もありますが、実際には穿き込み方や洗濯方法によって十分に味わい深い色落ちを楽しむことができます。

青みがかったデニムの風合いを好む方には、エジプト製501は非常に魅力的な選択肢となるでしょう。ただし、赤みのある濃い紺色の経年変化を期待している方には、別の選択肢を検討する必要があるかもしれません。

リジッド（未洗い）状態からの経過写真で色落ちを確認できる

リジッド（未洗い）状態から洗濯を重ねていく過程での色落ちの変化を写真で確認すると、エジプト製501の特徴がよく分かります。ブログ記事などの実例を調査すると、初回の糊落とし洗濯後から大きな色変化が見られることが特徴的です。

まずリジッド状態では、深い濃紺色で糊がしっかりと効いた硬い風合いを持っています。この状態から最初の洗濯（ファーストウォッシュ）を行うと、糊が落ちると同時に青みが増し、全体的に明るい色合いに変化します。この最初の洗濯による色変化は比較的大きく、デニムの印象がガラリと変わります。

2回目、3回目と洗濯を重ねていくと、徐々に色落ちが進み、アタリ（よく摩擦が起きる部分の色落ち）が出てきます。しかし、エジプト製501の場合、ヒゲ（太もも前部の横じわ）やハチノス（膝裏のしわ）といったアタリは、他のセルビッジデニムと比べて付きにくい傾向が見られます。これは生地の特性と織り方によるものと考えられます。

洗濯11回、穿き込み2年程度の実例写真を見ると、全体的に淡い青色へと変化し、わずかにヒゲが確認できる程度の色落ちが確認できます。LVCやレプリカジーンズで見られるようなメリハリの効いた色落ちとは異なり、全体的にまんべんなく色が抜けていく穏やかな経年変化を示します。

こうした経過写真を見ることで、エジプト製501への期待値を適切に設定でき、自分の好みに合った色落ちが得られるかどうかの判断材料になります。デニムは穿き手によって育て方も変わるものですが、素材そのものの特性を知ることは重要です。

洗濯回数による色落ちの変化は基本的に緩やかな進行を示す

エジプト製501の色落ちは、初回の洗濯で大きく変化した後は、比較的緩やかに進行していく特徴があります。洗濯回数ごとの色落ち具合を調査したところ、以下のような傾向が見られました。

ファーストウォッシュ（1回目）：糊落ちと同時に青みが増し、全体的な色が明るくなる。この時点では特徴的なアタリはまだほとんど見られない。

セカンドウォッシュ（2回目）：若干の色落ちが進むが、ファーストウォッシュほどの劇的な変化はない。生地の風合いが柔らかくなり始める。

3-5回目の洗濯：徐々に色落ちが進み、穿き込んでいる場合は、わずかにヒゲやハチノスのアタリが見え始める。

9-11回目の洗濯：全体的に青みが増し、アタリがやや鮮明になってくる。特に頻繁に摩擦が起きる部分（後ろポケット周辺、膝、前ももなど）の色落ちが進む。

洗濯20回以上：「フツーのジーパン」と表現されるような、一般的なジーンズの風合いに近づく。独特の味わいは出るものの、セルビッジデニムのようなコントラストの強い色落ちにはならない。

エジプト製501の色落ちの特徴として、「メリハリのある色落ちを好む方にはおすすめできません」という評価もあります。これは革新織機で織られた生地の特性によるもので、旧式の力織機で織られたセルビッジデニムと比べると、アタリがつきにくく、全体的に均一に色が抜けていく傾向があるためです。

しかしながら、こうした穏やかな色落ちこそがアメリカの中西部のおじいさんが「フツーに履いている501の風貌」と表現されるような、本来の501らしい風合いとも言えます。現代のデニムマニアが求める劇的な色落ちとは異なりますが、リーバイス本来の日常着としての雰囲気を楽しむことができます。

エジプト製リーバイス501の品質は生地が薄めで色落ちがやや早い

エジプト製リーバイス501の品質についての評価は、穿き手によって分かれる傾向があります。特に生地の厚みと質感については、「生地がしっかりしている」という意見がある一方で、「薄っぺらな感じがした」という声も見られます。

生地の特徴について詳しく見ていくと、エジプト製の501はコットン100%、12.5オンスのリジッドデニムを使用しています。これは米国流通モデル（501-0000）の標準仕様ですが、日本国内向けモデルや過去のアメリカ製モデルと比べると、やや薄手の印象を受ける方が多いようです。

製織方法としては、旧式の力織機ではなく革新織機（シャトルレス織機）で織られているため、毛羽立ちが少なく、表面がフラットな印象があります。あるユーザーは「以前は、洗濯後には毛羽立っていたかと思うのですが、それはまったくありません。パッチのデザインと同じように、フラットな感じとなっています」と評しています。

色落ちについては、糊が薄めであることと相まって、初回の洗濯からしっかりと色が落ち始める傾向があります。これは一概に良い悪いとは言えませんが、長期間色落ちを楽しみたいデニムマニアにとっては、やや色落ちが早いと感じる可能性があります。

縫製の品質については「全体として理想通りのサイズになりました」という満足の声がある一方で、「ステッチ幅も均一ですし良いと思います。多少の糸出などがありますがそれも味ではないか」と、多少の粗さを味として受け入れる意見も見られます。また「アメリカ企画の501って何て言うか一言で言えば雑。Ｂ級です」という率直な評価もあります。

コストパフォーマンスの面では「雑だけど日本企画にはない魅力がある」「それは穿いてみれば気づくだろう」という意見があり、エジプト製501の独特の魅力が垣間見えます。価格が比較的安いこともあり、気軽に育てるファーストデニムとしての位置づけで評価する声も多くみられました。

米国流通モデル501（501-0000）はシンプルで実用的な作りが特徴

エジプト製501は、米国流通モデル（501-0000）として位置づけられ、アメリカのリーバイ・ストラウス社で展開される本国オリジナルモデルです。この米国流通モデルには、日本国内向けモデルとは異なるシンプルさと実用性を重視した特徴があります。

まず、生地に関しては赤耳（セルビッジ）ではなく「脇割り（わきわり）」と呼ばれる一般的な作りになっています。裾の仕上げもチェーンステッチではなくシングルステッチが採用されており、特別感のない汎用品としての作りが特徴です。

ディテールを詳しく見ていくと、フロントのボタンフライ、銅リベット、アーキュエットステッチ、レッドタブなど、501の基本的な要素は保持しています。しかし、尻ポケットの内側はシングルステッチが2本あるだけで、装飾的な要素は省かれています。ウォッチポケットの内側も同様にシンプルな作りとなっています。

こうしたシンプルさは「マニアが喜びそうなところはない」と評されることもありますが、逆に「普通に売られている普通の商品が優れているからこそ、現在の『501の地位』が築けた」という意見もあります。実際、米国流通モデルは「アメリカの中西部あたりのおじいさんが、『ここのTARGETが家から一番近いから、わしゃ、リーバイスはいつも、ここでしか買わん。それも、若い頃から501オンリーじゃ…』という感じでフツーに履いている501の風貌」と表現されることもあります。

価格面でも、日本国内向けモデルと比べて比較的リーズナブルな価格設定になっていることが多く、アメリカでの実用的なポジショニングを反映しています。一部のユーザーからは「屋台の焼きそばが肉が入っていないのに何故か旨いってのによく似ている」と、シンプルながらも独特の魅力を持つ製品として評価されています。

このように、米国流通モデル501（501-0000）は、装飾的な要素よりも実用性を重視した作りとなっており、本来のジーンズとしての素朴さや実用性を求める方に適した選択肢と言えるでしょう。

現行の501はヒゲやハチノスのアタリが付きにくい傾向がある

エジプト製を含む現行の501は、かつてのアメリカ製モデルや高級レプリカジーンズなどと比較すると、ヒゲ（太もも前部の横じわ）やハチノス（膝裏のしわ）といったアタリが付きにくい傾向があります。これはデニム愛好家にとって重要なポイントとなります。

実際に穿き込みレポートを見ていくと、「501STFはヒゲが付きづらいのはわかっていました」「LVCやレプリカジーンズとよばれる国産のセルヴィッジデニム生地のジーンズであれば、2、3か月も穿けばヒゲが定着しますが、レギュラー501はヒゲが付きづらく難易度が高いと感じます」といった声が多く見られます。

この理由として、以下のような要因が考えられます：

1. 生地の特性：現行501に使用されている革新織機で織られた生地は、旧式の力織機で織られたセルビッジデニムと比べて緻密で均一な織りになっており、シワが付きにくい構造になっています。
2. 染色方法：現行モデルは染料の浸透の仕方が異なり、表面的な色落ちが起こりやすく、深い部分までのコントラストが生まれにくい傾向があります。
3. 生地の厚みと硬さ：比較的薄めの生地を使用していることと、糊の量が以前のモデルと比べて少ない可能性があり、立体的なシワが形成されにくくなっています。

実際のユーザー体験では、「ヒゲをつけたかったので、確信が持てるまでは洗濯を控えていました」「1年といっても毎日穿いていたわけではありません。平均して月150時間くらい穿いたのではないでしょうか」といった工夫が見られます。それでも2年、洗濯11回後の写真でも「わずかにヒゲが見え始めたようです」という程度の色落ちに留まることが多いようです。

しかし、こうした特性は必ずしもマイナスではありません。「個人的には色の濃いジーンズが好きなので、このくらいの色で満足しています」という声もあり、劇的な色落ちよりも全体的に均一でキレイな色落ちを好む方には適しています。

結論として、「501STFはメリハリのある色落ちを好む方にはおすすめできません。LVCやジャパンデニムの染めの濃い生地のジーンズを選んだほうがいいでしょう」という評価が一般的です。逆に「あっさりとした色落ちのジーンズが好きな方には501STFはいいでしょう」との意見もあり、自分の好みに合った選択をすることが重要です。

リーバイス 501 エジプト製の色落ちさせる方法と経年変化

1. 色落ちさせる方法はお湯での糊落としから始めるのが効果的
2. リーバイス501のシュリンクトゥフィットの正しい手順と注意点
3. 洗濯頻度によって色落ちの速度と質感が変わる
4. エジプト製と他国製（アメリカ製・メキシコ製など）では色落ち感が異なる
5. 一生モノとして育てるなら適切な洗濯方法で色落ちを管理する
6. 経年変化レポートから見る2年以上穿き込んだ実例
7. まとめ：リーバイス 501 エジプト製の色落ちは独特の青みと緩やかな経年変化が魅力

色落ちさせる方法はお湯での糊落としから始めるのが効果的

エジプト製リーバイス501の色落ちプロセスを始めるには、まずリジッド（未洗い）状態での糊落としが重要なステップとなります。適切な方法で最初の糊落としを行うことで、その後の色落ちの質や縮みの具合が大きく影響されます。

最も一般的な糊落としの方法は、40℃〜50℃程度のお湯に501を浸け込む方法です。具体的な手順としては、バスタブやたらいなどに40℃〜60℃程度のお湯を張り、裏返したジーンズ（ボタンを全て留めた状態）を1時間程度浸けておきます。この間に糊が溶け出し、同時に初期の縮みも進行します。

洗剤の使用については意見が分かれますが、洗剤メーカーの元社員によると「漂白剤、蛍光増白剤の入っていない液体洗剤を使用」することが推奨されています。漂白剤が入っていると色落ちにムラが出る可能性があり、蛍光増白剤は生地の変色を引き起こす可能性があるためです。

ジーンズを取り出した後は、水洗いですすぎ、軽く脱水します。ここで注意したいのは、強い脱水はシワを固定してしまい、後で伸ばしにくくなるため避けるべきという点です。脱水後は形を整えて陰干しするのが基本です。

乾燥機の使用については、「乾燥機の使用はジーンズの収縮が大きくなってしまうため、避けたほうが良い」との意見がある一方で、「ぎゅっと縮みが入るような仕上がりを好む場合は乾燥機を使う」という選択肢もあります。実際、「1回で縮みをほぼほぼ完了させたかったので、50℃～60℃ぐらいのお湯に1時間ほど漬け込み、その後自宅のドラム式洗濯機で水洗いから脱水まで約60分。その後60分の熱乾燥」という方法でしっかりと縮ませたという例もあります。

アメリカンな伝統的な方法としては「穿いたまま風呂に浸かり穿いたまま乾かす」という手法もありますが、これは季節や体調を考慮して行う必要があります。あるユーザーは「本来は穿いたまま風呂に浸かり穿いたまま乾かすのが正しくアメリカンな作法らしいのですが、今は11月ですから流石にそれはクレイジーです」と述べています。

いずれの方法でも、最初の糊落とし洗濯で染料も一定量落ちるため、色合いが青みがかったものに変化します。これがエジプト製501の色落ちの始まりとなり、以降の洗濯や穿き込みによって徐々に独自の風合いが生まれていきます。

リーバイス501のシュリンクトゥフィットの正しい手順と注意点

リーバイス501のシュリンクトゥフィット（Shrink-to-Fit）とは、未洗いの生地を洗濯で縮ませて体にフィットさせる方法で、適切に行うことで自分だけのフィット感を作り出すことができます。エジプト製501でも同様のプロセスが適用できますが、いくつかの重要な注意点があります。

まず、サイズ選びが極めて重要です。リーバイス社の公式ガイドによると「ウェストサイズを２サイズ上げて購入ください」と記載されており、特にレングス（股下）については「通常より2インチ長めを選ぶ」ことが推奨されています。これは洗濯による縮みを見越したものですが、実際のユーザー体験では「レングスの縮みは3インチ見ておくべき」という意見も少なくありません。

実際の縮み具合は個体差や洗濯方法によっても変わりますが、調査したデータからはおおよそ以下のような縮み率が見られました：

部位	縮み率の目安
ウエスト	3.5〜6cm (約1〜2インチ)
レングス	5.5〜7.5cm (約2〜3インチ)
わたり幅	1〜1.5cm
裾幅	1.5〜2cm

シュリンクトゥフィットの正しい手順としては、以下のステップが一般的です：

1. 適切なサイズの選択（ウエスト1〜2サイズアップ、レングス2〜3インチアップ）
2. お湯（40〜50℃）での糊落とし浸け込み（約1時間）
3. 水洗いとすすぎ
4. 軽い脱水
5. 形を整えて陰干し

ただし、より強い縮みを期待する場合は、「浴槽の中で洗い、着たままで乾燥させる」という伝統的な方法も紹介されています。これはリーバイス社のフラッシャー（タグ）にも記載されている方法ですが、実用性や季節を考慮して選択すべきでしょう。

注意点としては、一度の洗濯で完全に縮むわけではなく、数回の洗濯を経てサイズが安定する傾向があることです。「2年経った現在のサイズとリジッド時を比較すると、ウエストは-3.5cm、レングスは-7.5cm」といった報告もあり、長期的な変化も考慮する必要があります。

また、乾燥機の使用は縮みを促進するため、「初回から乾燥機を使うとかなり縮む」という点も覚えておくと良いでしょう。反対に「縮みすぎることを防ぐために、裏返しのまま腰のところを洗濯ばさみで挟んで、しわの良く伸ばして陰干し」する方法も紹介されています。

最終的には「穿くことでちょっと伸び、洗濯することでちょっと縮み」を繰り返すことで、徐々に自分の体に馴染んでいきます。「体にJust Fitさせるには、徹底的に使い込むことが大事」というアドバイスは、シュリンクトゥフィットの本質を表しています。

洗濯頻度によって色落ちの速度と質感が変わる

エジプト製リーバイス501の色落ちは、洗濯の頻度によって大きく異なる表情を見せます。洗濯頻度の選択は、どのような色落ちを目指すかによって変わってくるため、自分の好みに合わせた方法を選ぶことが重要です。

洗濯頻度別の色落ちの特徴は以下のようになります：

頻繁に洗濯する場合（月1回以上）

• 全体的に均一で淡いブルーへと早く変化する
• アタリのコントラストは弱く、全体的にまんべんなく色落ちする
• 生地の風合いが柔らかくなりやすい
• 色落ちのスピードは早いが、劇的な変化は期待しにくい

洗濯を控えめにする場合（3〜6ヶ月に1回程度）

• 摩擦の強い部分から徐々に色が抜け、若干のコントラストが生まれる
• ヒゲやハチノスなどのアタリがややはっきりと出る可能性が高まる
• 生地の風合いは比較的硬めを維持する
• 色落ちのスピードは緩やかだが、部分的な変化が楽しめる

極端に洗濯を控える場合（1年以上洗わないなど）

• 最もコントラストの強い色落ちが期待できる
• 汗や皮脂による自然な「エイジング」効果が得られる
• 糊が残ることでシワが固定され、鮮明なアタリが形成される
• 臭いや衛生面での問題が生じる可能性がある

実際のユーザー体験からは「ヒゲが定着するまではセカンドウォッシュを控えていました」「セカンドウォッシュ後は気を遣わずに穿くようになり、定期的に洗うようにして今後もそうしていくつもり」といった声が見られます。これは初期段階では洗濯を控えてアタリをつけ、ある程度アタリが定着した後は気軽に洗濯するという方法で、バランスの取れたアプローチと言えるでしょう。

一方で「リジッドの状態で履くと、当然ながら、ブカブカだったのです。あとは、穿いて伸びて、穿いて伸びて」という経験談もあり、頻繁に洗濯することで縮みと伸びのサイクルを繰り返しながら体にフィットさせていく方法もあります。

洗濯に使用する洗剤についても「エマール」などのデリケート素材用の洗剤を使用するケースが多く見られますが、「デニム用の洗剤を使用してみてもいい」という提案もあります。特に色落ちを抑えたい場合は専用洗剤の使用を検討する価値があるでしょう。

リーバイス社の元CEOであるチップ・バーグ氏が「501は10年間、洗っていない、洗わない」と発言したという逸話も紹介されており、極端な不洗派の存在も確認できます。フラッシャーにも「デニムを洗わないのがお好きなデニム愛好家の方は、サイズを上げる必要はありません」という記載があるそうで、不洗派はメーカーも認める一つの楽しみ方と言えるでしょう。

エジプト製と他国製（アメリカ製・メキシコ製など）では色落ち感が異なる

リーバイス501は製造国によって素材や製法、仕上げが微妙に異なり、結果として色落ちの特徴にも違いが見られます。エジプト製の501と他国製を比較することで、それぞれの特性をより明確に理解することができます。

エジプト製501の特徴

• 洗濯後に青みがかった色合いになる傾向が強い
• 全体的に均一に色落ちしていく
• 生地はやや薄めで、比較的柔らかく馴染みやすい
• 縫製はやや荒っぽい印象があるが、実用的な仕上がり

アメリカ製501（過去のモデル）の特徴

• 赤みのある紺色で、洗濯後も深みのある色合いを保つ傾向
• コントラストの効いた色落ちが期待できる
• 生地が厚めで頑丈、独特の風合いがある
• 洗濯後も色が移るほど染料が豊富に使われていた

メキシコ製501の特徴

• 中間的な色落ちを示す
• エジプト製より若干厚めの生地が使われている場合も
• 全体的な品質はエジプト製と似ているが、個体差がやや大きい

その他の国（ハイチ、コロンビア等）製501

• 国や時期によって品質や色落ちにばらつきがある
• 「レギュラー501はヒゲが付きづらく難易度が高い」という共通点がある

ユーザーの声からは「メキシコ製のコーンのデニムは良い感じなのですが、最近の日本製の生地はあまりになよっとしてすぐに膝は抜けるし、毛羽だらけですのでいやになっていました」「前に購入した501はメキシコ製でしたが、今回のエジプト製はちょっと作り（生地の裁断や縫製）が荒っぽい感じがします」といった比較評価が見られます。

一方で「エジプト製やメキシコ製などになっていますが、501STFの雰囲気はUSA製の頃とそんなに変わらないと個人的には思います」という意見もあり、リーバイス社が製造国が変わっても一定の品質と特性を維持しようとしていることがうかがえます。

色落ちに関しては「アメリカ製の頃は3回目でも色が移ってしまって落とすのが大変だった」との回想がある一方、「エジプト製は染めが薄いのか洗面所で洗っても色が移ることはなかった」という報告もあります。これは染料の使用量や染色方法の違いを示唆しています。

製造国による品質の違いは、「生産国が違うだけでこれほどの品質違いが起きる事を学んだ」といった厳しい評価もある反面、「その中に流れる『501自体が放つ’何か’』は、普遍である」という本質を捉えた意見もあります。結局のところ、どの製造国のモデルを選ぶかは、個人が求める品質や色落ちの好みによって判断するべきでしょう。

一生モノとして育てるなら適切な洗濯方法で色落ちを管理する

リーバイス501を「一生モノ」として長く愛用していくためには、適切な洗濯方法で色落ちをコントロールすることが重要です。色落ちは単なる見た目の変化だけでなく、生地の耐久性にも影響を与える要素なのです。

デニムを長持ちさせるための基本的な洗濯方法は以下のとおりです：

1. 裏返して洗う：ジーンズを裏返しにすることで、表地を洗濯機のパルセータなどで傷つけるのを防ぎます。また、ボタンは全て留めておくことでボタン周りの生地への負荷を減らせます。
2. 単独で洗う：他の衣料品に色移りを防ぐためにも、ジーンズは単独で洗うことが推奨されています。
3. 適切な洗剤選び：漂白剤や蛍光増白剤の入っていない液体洗剤を使用します。これにより色落ちのムラや生地の変色を防ぎます。
4. 水温と洗い方：通常の洗濯では冷水か30℃程度のぬるま湯で優しく洗います。激しい摩擦は生地を痛める原因になります。
5. 乾燥方法：「裏返しのまま腰のところを洗濯ばさみで挟んで、しわの良く伸ばして陰干し」する方法が推奨されています。乾燥機の使用は収縮や生地への負担が大きいため、基本的には避けた方が良いでしょう。

実際のユーザー体験からは「洗濯はこの1年で合計4回ほど」「月に1度」など、洗濯頻度に関する言及も多く見られます。一般的には、3ヶ月に1回程度の洗濯頻度が長持ちさせるためのバランスが取れた方法と言われていますが、着用状況や汗のかき具合によって調整が必要です。

長く着用するために注意すべき点として「股擦れ」の問題があります。あるユーザーは「問題はジーンズが1年も持たないこと。現在の職場は私服通勤がOKなので、ほぼ毎日ジーンズを着用。結果、10ヶ月も過ぎると股擦れで穴が空いてしまう」と述べています。これに対して「ちょっとマメに洗濯しようとは思う。が、洗濯しすぎると自然な色落ちが～と葛藤が続く」という悩みも紹介されています。

この悩みに対するアドバイスとしては「汗や皮脂で繊維が傷むと強度が落ちるため、適度な洗濯は生地の寿命を延ばす」というものがあります。長持ちさせたいなら、見た目の色落ちを優先するあまり洗濯を極端に控えるのは逆効果とも言えるでしょう。

また「劣化防止のために今回新たに購入したLevi’s 501は、ちょっとマメに洗濯しようとは思う」という方針転換も見られます。経験から学んだ洗濯の重要性は、デニムを長く愛用する上での貴重な教訓と言えるでしょう。

一生モノとして育てるためには、過度な洗濯も極端な不洗も避け、適度なバランスを取りながら自分の使用状況に合わせた洗濯サイクルを見つけることが大切です。

経年変化レポートから見る2年以上穿き込んだ実例

エジプト製501の経年変化を理解するには、実際に長期間穿き込んだユーザーのレポートが参考になります。2年以上穿き込んだ実例を見ることで、エジプト製501がどのような経年変化を遂げるのか、より具体的にイメージすることができます。

穿き込み2年、洗濯11回の例 ある穿き手のレポートによると、2022年1月から2年間穿き続け、11回洗濯した501STF（米国流通モデル・エジプト製）では、全体的に青みが増し、わずかにヒゲが確認できる程度の色落ちが見られたとのことです。毎日穿いていたわけではなく、平均して月120〜150時間程度の着用で、洗濯は手洗いから、最終的には洗濯機の標準モードへと変更されていました。

この例では「2年穿いて11回目の洗濯後です。1年目よりも穿いた時間は減少し、平均で月120時間程度くらい」との記載があり、穿き込み時間も色落ちに影響することが示唆されています。

穿き込み1年3か月、洗濯5回の例 別のユーザーは501-0000を1年3ヶ月間、週6日、平日4時間、休日10時間程度穿いて、5回の洗濯を行ったレポートを公開しています。この例では「まあ程よくヒゲが入ってきた」との評価があり、特に「右ケツポケットにスマホを入れていた」ことによる生活習慣的なアタリが出ている点が興味深いポイントです。

この穿き手は「この色落ち具合が好みってのもあるし、ぶっちゃけ穿き続けるのに飽きてしまった」と述べており、色落ち自体には満足しつつも、長期間同じジーンズを穿き続けることに飽きを感じた率直な感想を明かしています。

2年3か月、洗濯14回の例 さらに長期間の事例として、2年3か月穿き込み、洗濯14回（うち乾燥機使用2回）の例も見つかりました。この例では「色の濃いジーンズが好きなので、このくらいの色で満足しています」と述べつつも、「コインランドリーの乾燥機」を使用した洗濯の影響も確認されています。

この穿き手は「洗濯をまったくしなければバキバキの色落ちになるかもしれませんが、逆にあっさりとした色落ちのジーンズが好きな方には501STFはいい」と評価しており、エジプト製501の色落ち特性をうまく言い表しています。

複数年使用の総合評価 複数の長期使用レポートを総合すると、エジプト製501は2年程度の穿き込みでは「フツーのジーパン」と表現されるような、一般的なジーンズの風合いに近づく傾向があります。劇的な変化や強いコントラストの色落ちはあまり期待できませんが、青みがかった穏やかな色落ちが特徴と言えるでしょう。

あるユーザーは「今後、もっと洗って、古着屋さんに並んでいる感じになれば、また違った趣も出てくるのではないか」と述べており、さらに長期間の使用による変化にも期待を寄せています。エジプト製501の経年変化は、派手さはないものの、長い目で見れば独自の味わいを育んでいくことができるようです。

まとめ：リーバイス 501 エジプト製の色落ちは独特の青みと緩やかな経年変化が魅力

記事のポイントをまとめます。

1. エジプト製リーバイス501は未洗い状態では濃紺色だが、洗濯後は特徴的な青みがかった色合いに変化する
2. 米国流通モデル（501-0000）としての位置づけで、シンプルな作りと実用性が特徴
3. 赤耳（セルビッジ）ではなく「脇割り」の仕様で、裾はチェーンステッチではなくシングルステッチが採用されている
4. 洗濯初回の縮みは大きく、ウエストで3.5〜6cm、レングスで5.5〜7.5cmの縮みを考慮したサイズ選びが必要
5. 洗濯頻度が高いほど全体的に均一な色落ちになり、低いほどアタリによるコントラストが生まれる傾向がある
6. 生地は比較的薄めで、毛羽立ちが少なくフラットな質感を持つ
7. ヒゲやハチノスなどのアタリは他のセルビッジデニムと比べて付きにくく、2年程度の穿き込みでもわずかにヒゲが見える程度
8. アメリカ製やメキシコ製と比較すると、エジプト製は青みが強く、全体的に均一に色落ちする特徴がある
9. 長持ちさせるには極端に洗濯を控えるのではなく、適度な洗濯頻度を保つことが重要
10. 理想的な洗濯方法は裏返して単独で洗い、漂白剤や蛍光増白剤の入っていない液体洗剤を使用し、陰干しすること
11. 2年以上穿き込んだ実例では「フツーのジーパン」と表現されるような、一般的な風合いに近づく傾向が見られる
12. 劇的な色落ちよりも穏やかな経年変化を楽しみたい方や、リーズナブルな価格で本物のアメリカンジーンズを体験したい方に適している

調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト

• https://d02ojisan-denim0investment.com/levis501-its-rigid-3rd-wash/
• http://www.nonstopbutsuyoku.com/article/488044521.html
• https://ameblo.jp/contact/entry-12737060542.html
• https://trueblue501.hatenablog.com/entry/levis501-0000_024months
• https://osugablog.com/levis-501-usa/
• https://side8001.hatenablog.jp/entry/2019/07/06/232306
• https://review.rakuten.co.jp/item/1/180109_10000005/1.1/sort3/
• https://blog.goo.ne.jp/isesakicity/e/e915baa6ba1f237ef6ddb89f48b83c7c